伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

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Fantasie Imageをご訪問くださり、ありがとうございます。

ピアノ教師 伊奈葉子です。

ピアノを弾くすべての人が、 健康で、喜びを持って練習し、 世界に豊かな音楽があふれることを願っています。

ピアノの練習は喜びに満ちたクリエイティブな時間です

ピアノはとても魅力的な楽器で素晴らしい作品が膨大にあります。

魅力的な作品の多くは、 技巧的にも難しく、

弦楽器・管楽器と違い、 ひとりで演奏が完結するピアノは、 練習時間が長くなります。

ピアノ弾きには真面目な努力家が多く、 日々、練習に勤しんでいるのは素晴らしいことですが・・・

一方でピアノの練習による痛みや故障に悩む人が少なくありません。 とても悲しいことです。

私がかつて共に学んだ友人にも、腱鞘炎や腰痛に苦しみ、回復することができず、ピアノが弾けないことで心まで病んでしまい、人生そのものが危うくなってしまった人たちがいます。

とてもピアノが好きで真摯にピアノと向き合い、周囲の期待を感じて頑張っていた彼女たちの挫折は、本来あってはならない、とても悲しいことです。

私は、彼女たちのことを忘れることがありません。

私自身、テクニックの問題や手・腕の痛み、そしてアガリ症に悩み、人一倍の努力で本番を乗り越えながらも、いつも、どうしたら、もっと自由に弾けるのだろうと考え続けました。

多くの人がもっと指が動けばピアノが弾けると思っていて、指を鍛えるトレーニングに躍起になります。

私も20代にはフィンガートレーニングに勤しみました。

確かにトレーニングすれば、指は動くようになります。

けれど、それだけで演奏の問題すべてが解決するわけではありませんでした。

ピアノを弾くということは、 頭と心と身体、すべての協調的活動、 全人格的な営みです。

ピアノの練習は喜びに満ちたクリエイティブな時間です。

痛みや苦痛に耐える我慢大会ではありません。

演奏する人が、喜びの中にあるからこそ、 聴く人に喜びをもたらすことができるのです。

⇒ ピアノ・ベーシック・トレーニング&レッスン

Profile~伊奈葉子 / Yoko Ina

5歳の時にピアノと出会い、誰に教わるでもなく自分から弾き始め、9歳よりレッスン開始。

父の転勤に伴う転居で1~2年毎にピアノの先生を替わり、その度に全く違うことを言われることに疑問を持ち、14歳の時に「本当のことを教えるピアノの先生になる!」と決意、奏法に関する本や楽書を読み始める。

学生時代に室内楽(特に弦楽器とのアンサンブル)の喜びを知り、ヴァイオリン弾きの友人の伴奏者としてレッスンに同行した際に先生に認められてリサイタルで伴奏を務める。

知人の紹介で音楽教室の講師として教え始め、卒業後も演奏と指導に携わる。

1996年、1997年東京でソロリサイタル、1997~2000年ベートーヴェン交響曲(第3、5、6番)他の2台ピアノ8手の編曲を手がけ、自ら出演しての演奏会を名古屋、岐阜で開催。

弦・管楽器や声楽の伴奏者として数々のステージで演奏、ヨーロッパの歌劇場オペラ歌手のマスタークラスを伴奏者として受講。

指導者として音大受験生は全員合格、大人のアマチュア・コンクールへの参加者の予選通過など生徒のパフォーマンスを最大に発揮させ、求められるレベルには全て応える。

演奏家・ピアノ教師としての責任を果たす一方で、極度のアガリ症と手の痛みやテクニックの問題に悩み、フィンガートレーニングやメンタルトレーニングに励みながら人一倍の頑張りで本番をこなすも腱鞘炎をはじめあらゆる故障に苦しみ、30代後半に挫折。

2000年当時、故障したピアノ弾きのためのレッスンはもちろん相談できる窓口さえなく、ピアノが弾けない=仕事ができないことで自分のアイデンティティそのものが揺るぎ、社会的に葬り去られるような孤独感にさいなまれながら、「そもそも先生の指導を受けていながら故障や不調に陥るのはなぜか?」「自分が習ってきたことは間違っているのではないか?」、(日本の)ピアノ教育そのものに疑問を持ち、「私がピアノ弾きを幸せにする先生になる、ピアノの先生は生徒を故障させることがあってはならない」と決意。

アレクサンダーテクニークなどの心身メソッド、クラシックバレエ、脳科学・心理学などあらゆる分野からヒントを得て、ピアノを弾くために大切な最も基本的なテクニックを習得するピアノ・ベーシック・トレーニングを考案。

現在はピアノソロや弦楽器とのアンサンブルで音楽カフェのイベント、演奏会、病院コンサート・ロビーコンサートに出演。

将来の目標は、70歳を過ぎてもジーンズが似合ってショパンのエチュードを活き活きと弾き、最期の日までピアノを弾くこと。。。

ピアノとの出会いから2度の挫折を経て、喜びを持って弾けるようになるまでを全4話で綴っています。

ピアノとの出会いからピアノの先生を志すまで|私のピアノ物語vol.1
ピアノを弾き始めるきっかけは人それぞれ、色んなドラマがありますよね。 私は、自分から好きで弾き始めました。 上手くなりたくて一生懸命...
弾きたいのに弾けない・・・必然だった最初の挫折|私のピアノ物語vol.2
好きで弾き始め、一生懸命練習したのに・・・ 練習すると手が痛くなり、気づいたら悪い癖がついていて、どうしたら治るのか先生は教えてくれない...
心と身体は切り離せない|私のピアノ物語vol.3
・・・大学卒業後の演奏活動にレッスンに忙しい毎日を過ごし、子供の頃からの夢は叶ったようでした。 でも、速いパッセージが苦手、オクターブが...
自分の信じるところに従う|私のピアノ物語 vol.4
手の痛み、テクニックの問題とアガリ症に悩みながら、人一倍の頑張りで責任を果たすも、30代後半に限界を迎え、フォーカル・ジストニアを発症・...

ピアノを石川正司、小林峡介、山田康子、ディド・クーニング、ルイ・レーリンク、フィンガートレーニングを藤本雅美、対位法・アナリーゼ・作曲・編曲を藤本秀夫、アレクサンダー・テクニークを小野ひとみ、ルミエールストレッチを後藤早知子、クラシックバレエを高田麻名に師事。 慶應義塾大学文学部卒業、専攻は音楽学。

愛知県生まれ。15回の引越しを経て東京都町田市在住。 夫と二人暮らし。 趣味は、クラシックバレエ、スマホ写真、囲碁(弱い初段)。 読書は精神の糧、食事が栄養になり読書は教養になる。 欠かせないのは丁寧に淹れたお茶の時間、 季節の移ろいは何より美しいと想う毎日。。。

好きなピアニスト

基本的にオーソドックスな演奏が好きです。

クラシック音楽の演奏は、自己表現というより感情を普遍的なレベルに昇華させた表現だと考えているので、気品あるストイックなタイプが好きです。

そして、偉大な演奏家たちの音楽・作曲家・作品への献身に深く胸打たれます。。。

アルトゥール・ルビンシュタイン

ショパンとの出会いはルビンシュタインのワルツ集でした。その後も節目節目で決定的な影響を与えてくれて、勝手にグランパと思っています。

古屋晋一先生によると、ルビンシュタインの演奏フォームは医学的・人間工学的にもとても優れているそうです。80歳過ぎても現役でバリバリだったのも凄い!

アリシア・デ・ラローチャ

オクターブがやっとの小さな手でなぜあんなにこともなげに凄い演奏ができるのでしょう。ラローチャが弾いているのですから、小さい手を言い訳はできないはずなのですが、練習すればするほどラローチャの偉大さに驚かされます。

ペーター・レーゼル

レーゼルが弾くベートーヴェンのピアノソナタは私の中では決定版!紀尾井ホールで聴いた30、31、32番は「生きていてよかったレベル」32番はまるで神の声を聴いたようでした。

クリスティアン・ツィメルマン

とにかくこだわりが尋常じゃないツィメルマンですが、音ははずしても羽目は外さないスタイルが好きです。若い頃の何でもツルツルと弾けてしまうツィメルマンよりも、50歳過ぎてからの前人未踏の境地を目指すかのような演奏の方に惹かれます。

アブデル・ラーマン・エル=バシャ

毎年ラ・フォル・ジュルネに来日しているエル=バシャの端正でストイックで、一切のハッタリがない極めて正統的な演奏には驚かされます。力みや頑張りとは一切無縁ながらホールの空気がびりびりと揺れるような響き、聴く者の心をとらえて離さない凄い説得力、ホントに凄いです。

ヴァディム・ホロデンコ

国際コンクールネット配信時代にあらわれた1980年以降生まれの世代として最も注目しているのがホロデンコです。2007年エリザベート王妃国際ピアノコンクールで聴いて以来、注目していますが、期待をはるかに超えてすでにマエストロの風格に驚かされるばかりです。

etc.

高校~20代はマルタ・アルゲリッチとダン・タイ・ソンを熱烈に信奉していました。

ピアニストは他に、アルトゥール・シュナ―ベル、ニキタ・マガロフ、ジャン=クロード・ペヌティエ、ピョートル・アンデルシェフスキ、マルカンドレ・アムラン、シャルル・リシャール=アムラン・・・

ヴァイオリニストは、ナタン・ミルシテイン、イツァーク・パールマン、ギル・シャハム、セルゲイ・ハチャトゥリヤン・・・

チェリストは、グレゴール・ピアティゴルスキー、ヨー・ヨー・マ、トルルス・モルク・・・

好きな作曲家

好きな作曲家は、まず、J.S.バッハ、ショパン。

そして、シューマン、メンデルスゾーン、スクリャービン、フランク・・・

ベートーヴェンは6歳の時、私がクラシック音楽に足を踏み入れるきっかけになった作曲家なので好き嫌いを超えて影響を受けています。

ピアノ曲だけでなく、室内楽や交響曲も好きです。

2018年5月 丸の内アートピアノにて。