大人になってから楽器を始めるならチェロがおすすめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

クラシック音楽を聴いているだけでじゃなくて、

自分で演奏したい!

と言う方にイチ押しなのは、『第九』の合唱という話をしましたが・・・

大人になって音楽をやりたい人に『第九』をすすめる3つの理由
BGMに聴いているクラシック音楽・・・ 聴くだけじゃなくて、自分も演奏したい! でも、大人になってから始めても上手くならない...

歌うの、あんまり好きじゃないし、
やっぱり楽器を弾きたいな~・・・
何がいいかな~?

という方におすすめなのは、

チェロです。

ヴァイオリンでも、
フルートでも、
ピアノでもなく、

なぜチェロなのか。

チェロ押しの理由を語ります。


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

心と頭と身体をチューニングすればピアノはもっと自由に弾けます。演奏向上と故障予防に1日15分のウォーミングアップ。悩めるピアノ弾きを笑顔にするレッスンをしています。詳しいプロフィールはこちら


なぜチェロ?の前に人気の楽器は実は難しい

大人になってから楽器を始めるなら、チェロ!

と言われても、ピンと来ない人が多いかもしれません。

チェロを知らない人はいないと思いますが、
同じ弦楽器でもヴァイオリンよりもマイナーですし、

人気のピアノはもちろん、フルートなどに比べても馴染みが薄いかもしれません。

楽器も大きいし、大変なイメージがあるかもしれませんが・・・

実は、人気の楽器の方が大変なのです。

チェロ押しの理由を語る前に、メジャーで人気な楽器の難しさを語りましょう。

ヴァイオリンはホントに難しい

チェロと同じ弦楽器群であるヴァイオリンは、難しいことで知られますが・・・

実際、難しいです。
非常に、難しいです。
想像以上に、難しいです。

どーしても弾きたい!というのでなければ、大人にはおすすめしません。

そもそもヴァイオリンを持って構えるあのフォームが大人にはかなりきついです。

そして、音が出るまでが大変。あのヴァイオリンらしい音が鳴るのは相当に大変です。

さらに、ヴァイオリンはそもそも”歌う楽器”というより、超絶技巧な楽器です。

あのヴァイオリンの響きも、超絶技巧も、
子供の頃に始めないと難しいし、

実は、早く始めてもダメな人はダメというのが他の楽器よりも顕著です。

時々、高校・大学からヴァイオリンを始めてパガニーニを弾いたりする人がいますが、それは、たまたまヴァイオリンに出会ったのが遅かったというだけで、資質があったということだと思います。

もちろん、ヴァイオリンが好きで、好きなメロディーを弾いてみたい!

ということであれば、いくつになってからヴァイオリンを始めてもOK!ですが、何にしようか迷うなら、ヴァイオリンよりもチェロをおすすめします。

優雅に見えるフルートは実は青息吐息

優雅なイメージで人気のフルートですが・・・

実は、かなりハードな楽器です。

なぜ、ハードかと言うと、

フルートは管楽器ですから、楽器に息を吹き込んで音を鳴らします。

・・・で、

子供の頃にやったリコーダーとか、クラリネットとか、トランペットなど、フルート(とピッコロ)以外の楽器は、息全部を楽器に吹き込みますが、

フルートだけは、
息の1/3だけを楽器に吹き込み、
2/3は楽器に入らないように吹きます。

楽器と唇の角度でどれだけ息を入れるかを調節しているのです。

・・・で、ちょっと考えてみてください。

息を1/3だけ入れるからと言って、いきなり3倍息を吸えるわけではありません。

歌う時と同じだけしか息はないのですから、1/3しか吹き込めないということは、同じ長さのメロディーを吹こうとすると、どういうことになるか・・・

そう、想像通り、実は、かなり苦しい楽器なのです。

どうしてもフルートが吹きたいという方は、もちろんチャレンジしたらいいですが、何をやったらいいか迷っている人は、チェロがおすすめです。

PCのキーボードは叩けてもピアノを弾くのは難しい

人気の楽器といえば、ピアノも不動ですが・・・

日本で、ピアノが非常にポピュラーなのは、高度成長期に楽器メーカー(特にY社)がマーケティングをとっても頑張って成功したからで、欧米ではピアノも他の楽器と同じくらいの人口と言われています。

・・・で、大人になってからのピアノがどうかということですが、

PCのキーボードを相当な速さで叩くことができたとしても、ピアノを弾くのは難しいと言わざるを得ません。

なぜかというと、ピアノは唯一、ひとりで完結する楽器です。

おすすめのチェロも、ヴァイオリンも、ヴィオラも、フルートも、クラリネットも、サックスも、トランペットも、ホルンも、トロンボーンも、チューバも・・・アンサンブルが原則です。

ピアノは、唯一オーケストラをひとりでできるで出来る楽器で、すなわち、沢山の音を操るところに醍醐味があります。

これも、やっぱり大人になってから(特に40代を過ぎてから)ではかなり制約があると言わざるをえません。

知っている曲が弾けるようになれば・・・と簡単に考える人が多いですが、右手でメロディー・左手で伴奏=左右の手が違う動きをするというのは、そもそも相当に難しいです。

どうしても、ピアノを弾きたいならもちろんいくつになってからチャレンジしてもいいですが、何か楽器をというなら、ピアノよりもチェロがおすすめです。

大人になってから始めるならチェロ!な理由

さて、人気の楽器ヴァイオリン、フルート、ピアノを大人になってから始める難しさを説いてきましたが、これらの楽器に比べて、チェロはやさしい楽器なのです。

チェロのおすすめポイントを語りましょう。

チェロの演奏フォームは身体にやさしい

ヴァイオリンは構えるだけで大変ですし、
管楽器は呼吸が大変とか、
大人になってから始めるには身体的に問題がありますが、

チェロは、演奏フォームが最も自然で身体に負担がありません。

楽器の運搬は少々大変ですが、近年チェロケースも丈夫で軽量化が進んでいますし、背中に背負って運べます。

旅行の荷物のことを思えば大丈夫です。

チェロは最初から音も鳴りやすい

初心者のヴァイオリンは、しばしばのこぎりに例えられますし、
フルートも、なかなか音が鳴りません。

・・・が、チェロは、最初からそれなりに鳴ります。

そもそも、楽器が大きいので、響きが大らかなんですよね。

表現力豊かなチェロはメロディー1本でサマになる

チェロは、楽器が大きいので表現力豊かです。

表現力豊かなので、メロディー1本弾いても存在感があり、それなりにサマになります。

ヴァイオリンやフルートと同じメロディーを弾いても、チェロは「おぉ!」ということになりやすいのです。

チェロはオーケストラでも大歓迎!

演奏する人が少ないということで、市民オーケストラなどアマチュアオーケストラでは、チェロはいつも募集しています。

そして、チェロはそもそもベースパートなので、ヴァイオリンのような超絶技巧はそんなに必要ではなく、合奏に参加しやすいということもあります。

大人になってから楽器を始めてオーケストラデビューしやすいのはチェロです。

まとめ|チェロを弾こう!

楽器が大きくて大変なイメージのあるチェロですが、実は、大人になってから始めてモットっも上達しやすいのはチェロです。

チェロ押しポイントをまとめましょう。

  • チェロの演奏フォームは身体にやさしい。
  • 音が鳴るまでが大変な楽器が多い中で、チェロは音が鳴りやすい
  • 表現力豊かなチェロはメロディー1本弾いても「おぉ!」とサマになる。
  • 大人になってから楽器を始めてオーケストラデビューの可能性が最も高いのがチェロ!

もちろん、

ヴァイオリンをやりたい!
フルートを吹きたい!
ピアノを弾きたい!

と熱い情熱があるならチャレンジしたらいいのです。
本当にやりたい楽器を始めるのが一番です。

でも・・・

大人になってから楽器を始めたいけれど、何がいいか迷っている方は、ぜひ!チェロを検討してみてください。。。

 ・
 ・ 
 ・

でも、楽器を始めなくても人間には生まれながらに声という楽器が与えられ、歌うという能力があります。

『第九』の合唱に参加すれば、クラシック音楽の醍醐味を存分に味わえますよ!

大人になって音楽をやりたい人に『第九』をすすめる3つの理由
BGMに聴いているクラシック音楽・・・ 聴くだけじゃなくて、自分も演奏したい! でも、大人になってから始めても上手くならない...
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Follow me!

この記事を書いた人

この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

心と頭と身体をチューニングすればピアノはもっと自由に弾けます。演奏向上と故障予防に1日15分のウォーミングアップ。悩めるピアノ弾きを笑顔にするレッスンをしています。詳しいプロフィールはこちら