BGMに聴いているクラシック音楽・・・
聴くだけじゃなくて、自分も演奏したい!
でも、大人になってから始めても上手くならないだろうし、楽しめるようになるのは無理かも・・・
楽器は何がいいのかな?
そんな方に私がおすすめしたいのは、
『第九』を歌うことです。
『第九』とは、ベートーヴェンの交響曲第九番『合唱』。
日本の12月は『第九』シーズンで、
プロのオーケストラはもちろん、
アマチュアオケも「第九」を演奏します。
オーケストラで『第九』を演奏するのは、初心者には厳しいですが、合唱は広く一般から団員を募集しています。
県庁所在地はもちろん、ちょっと大きな市や町の数だけ第九合唱団があると言っても過言ではないほどたくさんあります。
試しに、
第九 合唱 募集 〇〇(お住まいの市町村)
と検索してみてください。
試しに、〇〇に横浜、川崎、船橋、八王子、盛岡、小牧、豊中、高松と入れてみたら、全て合掌団員募集の記事が出てきました。
それくらい、第九合唱団は沢山あるのです。
合唱なんかやったことないし、ドイツ語なんてわかんないという方、大丈夫です。
第九 合唱 初めて歌う
とぐぐってください。第九初心者のための情報や教材いっぱい出てきます。
初めてだって『第九』合唱は大丈夫なのです。
それほどまでに『第九』合唱をすすめるのか、3つの理由をあげましょう。
声は生まれ持った楽器|第九合唱をすすめる理由その1
音楽を奏でるためにわざわざ新たに楽器を始める必要はありません。
だって、人間には
「声」という楽器が与えられていて、
「歌う」という能力が与えられているのですから。
実は、すべての楽器は「歌」を基本とし、「歌うように」演奏することを理想としています。
ピアノはとても人気の楽器ですが、実は、構造上、歌うことから最も遠い楽器です。
ピアノのレッスンを受けたことのある人なら、耳にタコができてたこ焼きになりそうなほど言われたことでしょう。
もっと歌って!!
音楽を演奏したいならまず歌うこと!
実際問題、大人になって(特に30代を過ぎて)ピアノや弦楽器・管楽器を始めても、どれほど弾けるようになるのか微妙なのです。
歌なら、その点の苦労がぐっと少なくなります。
さあ!第九を歌いましょう!
本物に触れる醍醐味|第九合唱をすすめる理由その2
歌ならしょっちゅう歌っている。
友達とカラオケボックスに行くし、
ストレス解消にひとりカラオケだって・・・
というあなた、そんなに歌うことが好きでクラシック音楽にも興味があるなら、なおのこと『第九』合唱にチャレンジしましょう。
なぜ、『第九』合唱がいいのかというと、クラシック音楽の最高傑作を自ら体験できるからです。
本物に触れることで得られるものは、言葉では説明しようがありません。
それは、理屈ではありません。
音楽を聴いて感動するもの素晴らしいですが、
作品と向き合い、練習して演奏を創り上げるというプロセスは自分を成長させてくれるこの上なく尊い体験です。
もちろん第九を歌うのは、大変なことです。
練習は半年から1年をかけて行われますし、
おうちでの練習も欠かせません。
でもね、
電子レンジでチ~ン!と作る料理の味気なさと同じで、
誰でも簡単に手軽にできることから得られるものってたかが知れているじゃありませんか。
ジャンクフードやコンビニ弁当ばかり食べていたら、いつも満たされず、集中力も欠いて、イライラ・・・何だか上手くいかなくなるもの。
ちゃんとご飯炊いて、旬の食材でシンプルでも自分で作った一汁三菜をゆっくり味わうことで得られる満足感は、生きている喜びと生かされている感謝そのものです。
第九をステージで歌う日に向けて練習していく日々は、山登りに似ていると思います。
山に登らなければ頂上からの景色を見ることができないように、ステージで第九を歌ってみなければわからない体験が待っているのです。
さあ!第九を歌いましょう!
チャレンジする人は素敵だ|第九合唱をすすめる理由その3
そもそもですが・・・、
アマチュアオーケストラやアマチュアピアノサークルで活動している人は、素敵な人が多いです。
演奏するためには日々の練習が欠かせませんから、演奏を楽しんでいる人は、練習時間を確保しているわけで、それは音楽をやる以上当たり前なのですが、その当たり前のことがなかなかできないという人の何と多いことか。。。
この点だけでも、音楽をやっている人は尊敬に値します。
くわえて、向上心があってチャレンジングな人が多いですし、何と言っても音楽が好きな人たちです。
仕事や日常の付合いでは絶対に出合えない人たちに出会えるはずですよ!
素晴らしい仲間と共に歌う第九は、どんなに素晴らしいステージになることでしょう。
さあ!、第九を歌いましょう!
・・・打上げの美酒はきっと人生指折りのものとなるに違いありません。
まとめ
大人になってクラシック音楽を演奏してみたいという人に私が第九の合唱をすすめる理由をまとめます。
- 声は生まれ持った素晴らしい楽器です。
- 第九は何と言ってもクラシックの最高傑作
- 第九の合唱を歌おうというチャレンジングで音楽を愛する人に出会える
音楽やりたいんだけど、何をやったらいいでしょう?という方には、決まって第九を歌うことをおすすめしています。
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えっ?私ですか?
私は、子供の頃からピアノが好きだからピアノを弾いています。
ベートーヴェンと言えば、18歳の時に『大公トリオ』ことピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 作品97『大公』を弾きたいと思っていたのですが、〇〇年を経て2017年から実現しています。
ただ聴いているより、自分で弾くと曲の素晴らしさは無限大!
自分の手で弾ける歓びは何物にも代えがたいですし、一緒に演奏できる仲間がいる幸せは「生きていてよかった」レベルです。
この感動はピアノが弾けなくても、歌が歌えればあなたも味わえます。
さあ!第九を歌いましょう!