4月の音楽カレンダー(2)ネイガウス、ソコロフ、ペライアetc

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Inaの音楽カレンダーでは音楽家たちと作品を、誕生日・命日などに合わせて、ピアノ・弦楽器・管弦楽・・・の優先順位で紹介しています。

あなたの誕生日にゆかりの音楽家は誰でしょう?
記念日にゆかりの音楽家は?

嬉しい時に聴く音楽は喜びをさらに大きくしてくれて、
凹んだ時に聴く音楽は慰めをもたらしてくれます。

音楽のある毎日で心穏やかに、そして豊かにお過ごしください。

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Inaの音楽カレンダー4月

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毎日クラシック~♪Inaの音楽カレンダー
音楽家たちの誕生日や記念日を紹介する音楽カレンダーです。 素晴らしい作品を生み出してくれた作曲家、 感動的な演奏を聴かせてくれる...


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina

ピアノと音楽、自然とお茶時間をこよなく愛する伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪


4/11はヒナステラの誕生日

4月11日はイタリア系アルゼンチンの作曲家アルベルト・ヒナステラ(Alberto Evaristo Ginastera)の誕生日。

1916年アルゼンチン生まれのヒナステラは、実は”ジナステラ”と呼ぶのが正しく、ご本人もそう呼ばれることを望んでいたそうです。

バレエ、オペラ、管弦楽、ピアノ・ヴァイオリン・チェロ・ハープの協奏曲、そして室内楽とピアノ作品があります。

ピアノソナタは近年弾かれるようになり、コンクールで何気に人気だったりしますね。

アルゼンチン音楽の影響と、無調や十二音主義を取り入れた作風と言われますが、やはりリズムが特徴的です。

ヒナステラ ピアノソナタ第1番 作品22

ピアノ:Horacio Lavandera(なんて発音するのでしょうね)

4/12はネイガウスの誕生日

4月12日はゲンリヒ・グスタヴォヴィチ・ネイガウス(Heinrich Gustavovich Neuhaus)の誕生日。

ネイガウスといえば、ギレリスやリヒテルの先生でブーニンのおじいさん。

1888年ウクライナでピアノ教師の両親ドイツ系の家庭に生まれたネイガウスは、ギレリスやリヒテルの先生でブーニンのおじいさん。

ゲンリヒ・ネイガウスはロシア語読みで、ドイツ語ならハインリヒ・ノイハウスということになります。

現代でネイガウスが有名なのは、ピアノ弾きたちのバイブル的書「ピアノ演奏芸術」でしょう。私も何度も読みました。

香り高い、映像付きのスクリャービンをどうぞ。。。

4/13はヘンデル『メサイア』が初演された日

4月13日は、ヘンデルのオラトリオ『メサイア』がアイルランド・ダブリンで初演された日。

「ハレルヤ」コーラスで知られる『メサイア』は、演奏時間約2時間半の大作ですが、ヘンデルは1741年8月22日から9月14日のわずか24日間で書き上げ、翌1742年4月13日に初演されました。

日本では「ハレルヤ」で聴衆が立ち上がる習慣があるのは、1743年ロンドンで初演された時に国王ジョージ2世が「ハレルヤ」の途中に起立し観客総立ちになったという逸話があるからですが、真偽のほどは疑わしいようです。

ともあれ、輝かしい名作であることには確かです。せっかくなのでフルバージョンにリンクです。

4/14はミハイル・プレトニョフの誕生日

4月14日は、ミハイル・プレトニョフ(Mikhail Vasilievich Pletnev)の誕生日。

1957年ロシア生まれのプレトニョフは、13歳でモスクワ音楽院に入学、21歳でチャイコフスキー国際コンクール優勝。

その後、1990年にはソ連で最初の私設オーケストラ、ロシア・ナショナル管弦楽団を設立して、指揮活動にも熱心です。

チャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」をピアノ用に編曲した版が人気で、コンクールでもプログラムに入れる人がいますが、それに対して審査員からは苦言が聞かれたりします。。。

そのチャイコフスキー=プレトニョフ『くるみ割り人形』より
1.行進曲
2.金平糖の踊り
3.タランテラ
4.間奏曲

4/15はサー・ネヴィル・マリナーの誕生日

4月15日は、サー・ネヴィル・マリナー(Sir Neville Marriner)の誕生日。

1924年、イングランド出身のマリナーは王立音楽院に学んだあとパリ音楽院に留学。

フィルハーモニア管弦楽団やロンドン交響楽団でヴァイオリニストを務めたあと指揮法を学んで1959年にアカデミー室内管弦楽団 を結成します。

マリナーといえば、弦楽合奏のイメージがるのは自身がヴァイオリニストだったことに由来するのですね。

とは言え、マリナーは物凄い数のレパートリーで知られているようです。真面目な勉強家だったのですね。

そうそう、モーツァルトを描いた映画『アマデウス』の音楽を担当したのもマリナーです。

ということで、チャイコフスキーの弦楽セレナーデ、もちろん、アカデミー室内管弦楽団です。

4/16はモンポウの誕生日

4/16はスペインの作曲家フェデリコ・モンポウ(Federico Mompou)の誕生日。

1893年スペインバルセロナ生まれのモンポウは、フォーレの演奏を聴いて作曲家になることを決意。パリへの留学を考えるも結局断念し、極度に内気な性格のため演奏活動を諦め、作曲に専念する・・・

小品が多く、スペインのピアノの詩人とも称されます。
フランス印象派とりわけサティの影響を受けているとも見られますが、ともかく内省的で静謐、とても内面的な作品が特徴ですね。
少々オタク的とも言えるかもしれません。。。

時には静かにこういう作品に耳を傾けるのもいいものです。

モンポウ自身の演奏で『歌と踊り』より第1、2、3番。

4/17はシュナ―ベルとピアティゴルスキーの誕生日

4月17日はピアニストのアルトゥール・シュナ―ベルと、チェリストのグレゴール・ピアティゴルスキーの誕生日です。

4/17はアルトゥール・シュナ―ベルの誕生日

4月17はアルトゥール・シュナ―ベル(Artur Schnabel)の誕生日。

1882年に東欧系ユダヤ人としてオーストリアに生まれ、のちにナチスを逃れてアメリカへ移住し市民権を得ました。

ベートーヴェンをはじめモーツァルト、シューベルト、ブラームスとシューマンを少しというレパートリーが厳選されたタイプのピアニストであった主なーげるは、技巧よりも表現重視で、テンポの揺れの大きい独特のスタイルで賛否ありますが、私は奔放な演奏が好きです。。。

世界で初めてベートーヴェンのピアノソナタ全集の録音を実現したのでベートーヴェン弾きとしての名声を確立したのですが、シューマン『子供の情景』がとてもいいので聴いてみてください。

1947年の録音と思われます。

4/17はグレゴール・ピアティゴルスキーの誕生日

4月17は、チェリスト グレゴール・ピアティゴルスキー(Gregor “Grisha” Piatigorsky)の誕生日。

1903年ウクライナに生まれたピアティゴルスキーは、父親からヴァイオリンとピアノを教わるも、チェロの音を聴いてとりこになり、二本の棒で作ったおもちゃのチェロを作ったほど。

7歳の時に本物のチェロを与えられ、奨学金を得てモスクワ音楽院に入学。カフェのチェロ弾きを経て、15歳でボリショイ劇場の首席チェリストに採用される。

ソ連当局から留学許可が下りないため、芸術家一団とチェロをかかえて家畜輸送汽車にもぐりこみポーランドに脱出を企て、国境線で警備隊に撃たれチェロは被害に遭ったものの、無事に脱出。

18歳でベルリンやライプツィヒに学んだ後、ロシア系カフェで演奏していたところをフルトヴェングラーに認められたおかげでベルリン・フィル首席チェロ奏者の職を得ました。

1929年に始めて訪米し、レオポルド・ストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団や、ウィレム・メンゲルベルク指揮のニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団と共演、ピアティゴルスキーはアメリカ合衆国が気に入り、1942年にアメリカ合衆国市民権を取得。

1941年から1949年まで、フィラデルフィア・カーティス音楽院チェロ科の主任教授を勤めた後、タングルウッド音楽センターやボストン大学、南カリフォルニア大学でも教鞭を執った。晩年はカリフォルニア州で暮らし、死後はロサンジェルスのウェストウッド・メモリアル・パークに埋葬された。

ルービンシュタイン、ハイフェッツとのトリオは「百万ドルのトリオ」に負けずとも劣らぬ素晴らしい演奏です。メンデルスゾーンのピアノトリオ第1番を。。。

4/18はグレゴリー・ソコロフの誕生日

4月18日は、グレゴリー・ソコロフ(Grigory Lipmanovich Sokolov)の誕生日。

1950年ウクライナ生まれのソコロフは、現代最高と誰もが認めるピアニストのひとり。生地レニングラードで5歳からピアノを始め、16歳でチャイコフスキー国際コンクールに満場一致で優勝を決めるも、鉄のカーテン時代のソ連では海外公演は稀有だったため、長く幻の存在でした。ペレストロイカ以後西側での演奏会が増え現代の評価が築かれました。

飛行機が嫌いだとかで、活動はヨーロッパ限定になっており、初来日は1968年で90年代までに数度あったらしいのですが、近年すっかりご無沙汰しているソコロフ・・・

何を弾いても凄いのですが、これは冒頭でノックアウトされそのまま夢の中です。

シューマン グランドソナタ第3番 ヘ短調 作品14。

4/19はマレイ・ペライアの誕生日

4月19日は、マレイ・ペライア(Murray Perahia)の誕生日。

父親の代にアメリカに移住したユダヤ人で熱心なユダヤ教徒で1947年ニューヨークに生まれたペライアは、若い頃から順調に活躍するも、1990年の右手の怪我が思わぬほど悪化し、数年間は鍵盤に触れることができず演奏家生命を危ぶまれるも90年代後半に復帰。以前にもまして演奏が楽しくなったと話し精力的な活動を続けている今日です。

ピアノが弾けなかった時期にシェンカーの音楽理論やバッハの作品研究に没頭していたということで、音楽を本当に愛している人というのはそういうものなのだな~と尊敬します。

ウィーン古典派やドイツ・ロマン派音楽を得意としていて、モーツァルト弾きとしても知られますが、私はこの演奏が好きです。

メンデルスゾーン スコットランド幻想曲 嬰ヘ短調 作品28

4/20はサー・ジョン・エリオット・ガーディナーの誕生日

4月20日はサー・ジョン・エリオット・ガーディナー(Sir John Eliot Gardiner)の誕生日

1943年イギリス生まれのガーディナーは、15歳から指揮を始めケンブリッジ大学学部生時代に音楽を学んで、1964年にモンテヴェルディ合唱団を結成、1968年に結成したモンテヴェルディ管弦楽団を1978年にイングリッシュ・バロック・ソロイスツに発展。

というようにもともと古楽から始まった活動を、1990年代にはロマン派にも広げ、ベートーヴェンとシューマンの交響曲全集やベルリオーズ、ヴェルディ、モーツァルトのオペラも収録しているとの事・・・

1998年にエリザベス2世よりナイトに叙任される一方、余暇には、有機農法菜園を営んでいるという飾らない人柄そのままの演奏で、バッハ ブランデンブルク協奏曲第2番をどうぞ。

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