クラシック音楽が好きなのは資質、持っている資質は使おう

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音楽が好き・・・

ひとことでそう言っても、色んなジャンルがあります。

中でもマイナーで日本では愛好者1%と言われるのがクラシック音楽です。

クラシック界では、いつも、もっと広く色んな人にクラシック音楽に親しんでもらおうという企画を考えていて、その最大のイノベーションが毎年GWに開催されるラ・フォル・ジュルネです。

ラ・フォル・ジュルネTokyo2018

2018年、フランスのナントで年に一度開催されるフランス最大級のクラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ」を今年も日本で開催!。今回のテーマは「UN MONDE NOUVEAU -新しい世界へ-」。

ラ・フォル・ジュルネに行ってみたいけれどまだ足を運んだことがない方、結構いらっしゃるみたいです。

それはなぜかというと、自分にとってクラシック音楽を聴くことがどういうことなのか、意味やメリットや価値がわからないから、というのがあると思います。

でも、クラシックが流れているところがいいと思うなら、もっとクラシックを聴いた方がいいし、コンサートに行った方がいいし、ラ・フォル・ジュルネにも行ってみようね、というお話です。


この記事を書いた人
Ina / 伊奈葉子

ピアノと音楽、自然とお茶時間をこよなく愛するInaこと伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪


音楽を聴く喜びは「脳の働き」

クラシック音楽が好き、というのは、つまり、クラシック音楽に自分が好意的に反応するということ。

もっと言えば「快」を感じるということです。

その「快」には色んなレベルがあります。

たとえば、

「何となく気持ちいい、心地よい」

「この曲、たまらないのよ~」

果ては、

「鳥肌が立つ」とか、「涙が出る」・・・

演奏する方としては、「鳥肌・涙」レベルの感動を与えることで熱烈なファンを獲得し、次の演奏会へつなげ、CDリリース・売上アップを狙いたいところですが、それを狙ってできるかというとなかなか難しいので置いておいて・・・

音楽を聴いた時の喜びが、脳の働きであることが明らかにされました。

カナダ・マギル大学のロバート・ザトーレ博士らの研究グループは、音楽の喜びでゾクッと鳥肌が立つ時、脳の中の「線条体」と呼ばれる領域でドーパミンが分泌されていることを明らかにした。面白いことに、音楽に感動しにくい「音楽不感症」の人々は、音楽に感動しやすい人々に比べて、音楽聴取中の線条体の脳活動がより低下しているという。

「音楽の喜びを脳刺激で操作」藤井進也 
『三田評論』2018.1月号No.1218、32ページ。

「線条体」とか「ドーパミン」がどうのというのがわからなくてもいいのですが、要するに、音楽に感動するというのは、音楽を聴くと脳の中で「活動」が起きるということです。

同じ音楽を聴いても、感動する人と感動しない人がいるのは、脳の中で活動が起きる人と起きない人がいるということ。

クラシック音楽を聴いて何かしら喜びを感じるというのは、クラシック音楽に反応するような脳の特徴を持っているということになり、つまり資質のひとつです。

クラシック音楽が好きな人に共通する雰囲気

クラシック音楽が好きという人にはある傾向があると、私は感じています。

どんな職業の方でも、クラシック音楽が好きという人には共通する雰囲気があって、それを(無理矢理)ひとことで言うなら、

響きのベールをまとっている感じ

です。

その独特の雰囲気はやはり、その人の中でその人らしさが活きているからだと思います。

アマチュアピアノ弾きの中には、平均的音大生よりもずっと上手い人が沢山いて、そういう人の多くは仕事も超一流だったりします。

そういうのを見ていると、努力の前に、その人は自分が持っているものをちゃんと使っているんだな~と感じます。

何でもそうですが、持っているものは持っているだけではダメで、使ってはじめて活きます。

当たり前だと思うでしょ?

でも、持っているのに使っていない人、沢山いますよ。。。

持っているものは使ってはじめて活きる、使わないと錆つく

「自分らしさ」や「自分らしく生きる」というのが流行ですけれど、それは待っていて手に入るものではないし、誰かが用意してくれるものではないです。

その人らしさというのは、その人自身が持っているものを使うことで初めてわかるし、活きてくるし、その人らしい雰囲気というのが出来上がってくるものです。

・・・で、クラシック音楽が流れていると心地よいと感じるとしたら、それはクラシック音楽を聴くと脳内が活性化するということで、クラシック音楽に反応するようにできているということです。

ということは、使えば活発になるし、使わなければ錆ついていきます。

クラシックが好きなのに、クラシック音楽を聴かないということは、脳の中で寂しくポツンと置いておかれているところがあるということになります。

じっと座りっぱなしで脚を使わないと、脚は弱くなるし、やがて全身の不調へつながるように、使わないというのはよいことではありません。

大きすぎるプレゼントが困るのは資質も同じ

ことクラシック音楽に関しては、すぐに才能云々という話になり、音楽聴いているだけじゃね~とか、上手くもないのに楽器弾くなんてね~、と引いてしまう人が多いのですが、そもそもとてつもない才能などというのは本人が一番持て余してしまう厄介者です。

モーツァルトやベートーヴェンの手紙を読んだらわかりますが、彼らが有り余る才能のおかげで、どれだけ苦労し、また、周囲も困惑したことか・・・

資質は英語でGift、つまり(神からの)贈り物ですけれど、大きすぎるプレゼントはどんな場合も大変なのです。

ささやかなプレゼントでその日一日を幸せに過ごせるように、ほんのひととき、音楽を聴いて気分がよくなるというのは幸せなこと・・・

その恩恵に浴することで、自分も活きてくるのですから、こんなに素晴らしいことはありません。

音楽のない生活は塩を入れない”ぜんざい”に似ている

ほんのひととき音楽を聴くというのは、あってもなくても変わらないように見えるけれど、実はとても大事だというのは、”ぜんざい”に入れる「塩」に似ていると思います。

甘いぜんざいを本当に美味しく作るためには、ほんのひとつまみの塩が必須です!

実際に小豆を煮てぜんざいを作ったことがある人はわかると思いますが、砂糖をいくら入れてもあの独特の甘さと風味は出ません。

指先で軽くひとつまみ塩を入れた後の劇的な変化に、いつも驚きます。

塩を感じないけれど、塩によって完成するぜんざい。

同じように、クラシック音楽が好きなら、ほんのひとときクラシック音楽に耳を傾けることで活きる自分があるのです。

クラシックが心地よいなら、もっとクラシック音楽を聴きましょう。

まとめ

音楽を聴くと感動するというのは、脳の中で音楽に反応して活動が起こるということで、その度合いは人それぞれ。

使えば活発になるし、使わなければ錆ついていくものです。脳の音楽に反応する部位が活性化するのは、全体にもよい影響を与えます。

ということで、クラシックが好きなら、もっと聴きましょう。

ラ・フォル・ジュルネにも行きましょう。

行けばいいことはわかるのだけれど、面倒、億劫・・・

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Ina / 伊奈葉子
ピアノと音楽、自然とお茶時間をこよなく愛するInaこと伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪