1月の音楽カレンダー(3)モーツァルト、ルビンシュタイン、シューベルトetc

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クラシックの音楽家たちを紹介する音楽カレンダーです。

一年に一度しか思い出さない音楽家もいるかもしれませんが、誰かが誰かにつながっていて、クラシックの名曲が生まれました。

好きな人の誕生日は忘れないように、
1/21~31ゆかりの音楽家に想いを馳せましょう。

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毎日クラシック~♪Inaの音楽カレンダー
音楽家たちの誕生日や記念日を紹介する音楽カレンダーです。 素晴らしい作品を生み出してくれた作曲家、 感動的な演奏を聴かせてくれる演奏家た...

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この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

音楽と自然と読書とお茶時間をこよなく愛しています。ピアノで故障する人、無駄に苦しむ人をなくし、もっと豊かな音楽を!
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1/21はチェリスト アントニオ・ヤニグロの誕生日

1/21はイタリア出身のチェリスト アントニオ・ヤニグロ(Antonio Janigro)の誕生日。

1918年イタリア・ミラノ生まれ。6歳でピアノ、8歳でチェロを始め、ミラノ音楽院に入学。後にフランスエコールノルマルでカザルスに師事。

デュカス、ストラヴィンスキー、ジャック・ティボー、アルフレッド・コルトーと親交を持ち、ディヌ・リパッティとは親友だったとか。。。

50歳を過ぎた頃から手に神経症の症状が現れるようになり、活動はチェロから指揮、教育へと転換していきます。

弟子にはいずれもチャイコンで優勝しているアントニオ・メネセス、マリオ・ブルネルロがいます。

映像付きでフォーレ『夢のあとに』が見つかりました。

イタリア人らしい伸びやかな響きで朗々と歌うチェロです。

1/22は指揮者チョン・ミュンフンの誕生日

1/22は指揮者・ピアニスト チョン・ミュンフンの誕生日。

1953年韓国ソウル生まれ。はじめピアノの才能を表し、21歳でチャイコフスキー国際音楽コンクールピアノ部門で2位を受賞。
同じ頃ジュリアード音楽院で本格的に指揮の勉強を始めました。

実姉であるヴァイオリニストのチョン・キョンファとチェリストのチョン・ミョンファとの演奏で、ブラームス ピアノ三重奏曲第1番第1楽章を。。。

1/23はムツィオ・クレメンティの誕生日

1/23は作曲家・ピアニスト・音楽教師ムツィオ・クレメンティ(Muzio Clementi)の誕生日。

1752年イタリア・ローマ生まれ。

ソナチネアルバムや練習曲集《グラドゥス・アド・パルナッスム》でピアノ弾きには広く親しまれているクレメンティ、一説には、ベートーヴェンは彼のピアノ作品についてモーツァルトよりもピアニスティックで素晴らしいと語ったとか・・・

確かにこのピアノソナタなど、ベートーヴェン好みかもしれません。

ホロヴィッツの演奏でコンチェルト風ソナタ作品33-3を。。。

1/24はピアニスト エドウィン・フィッシャーの命日

1/24はピアニスト・指揮者・教育者エドウィン・フィッシャー(Edwin Fischer)の命日。

1986年スイス生まれ、シュテルン音楽院でマルティン・クラウゼに学び、クラウディオ・アラウとは同門ということになります。

指揮者フルトベングラーとは親友で、ピアニストのコルトーやギーゼキングともとても親しく、弟子には、パウル・バドゥラ=スコダやダニエル・バレンボイム、アルフレート・ブレンデルたちがいます。

とても穏やかで深く温かい人間性とその音楽性で広く音楽的交友を持ち影響を与え続けたフィッシャーは1960年チューリッヒで73歳で生涯を閉じました。

誠実さって宝だな~と想うベートーヴェンのワルトシュタインソナタです。

1/25は指揮者 ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの誕生日

1/25は指揮者・作曲家ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler)の誕生日。

1886年ドイツ・ベルリン生まれ。ベートーヴェン、ブラームス、ヴァーグナーを得意としたThe!ドイツロマン派を確立した人で、トスカニーニのライバルとも言われました。

第二次世界大戦中もドイツに残り、ユダヤ人音楽家を庇護するも、ナチス協力の疑いをかけられた時期がありましたが、無罪を勝ち取り、ベルリンフィルの終身常任指揮者に就任。

ベートーヴェン『田園』こと交響曲第6番、とてもゆったりしたテンポで風の音や揺れる草木が見えるような味わい深い演奏です。

1/26はチェリスト ジャクリーヌ・デュ・プレの誕生日

1/26は夭折のチェリスト ジャクリーヌ・デュ・プレ(Jacqueline du Pré)の誕生日。

1945年イギリス・オックスフォード生まれ。10歳で国際コンクールに入賞、16歳で正式にデビューし、エルガーのチェロ協奏曲でCDリリース、一躍世界的に知られる存在となるも、26歳頃から多発性硬化症のため演奏困難になり、28歳で引退。

21歳の時に結婚したバレンボイムとのデュオでブラームスのチェロソナタ第2番。

デュ・プレは、(病的なほど)取りつかれたように弾きますね。自分をコントロールする術を教える大人が周囲にいれば、彼女の人生も違ったものになったような気がします。。。

1/27はモーツァルトの誕生日

1/27はヴォルフガンブ・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)の誕生日。

1756年オーストリア・ザルツブルク生まれ。神聖ローマ帝国皇室宮廷作曲家、神聖ローマ帝国皇室クラヴィーア教師の称号を持っていました。

幼い頃からの神童ぶりなど今さら語る必要もないくらいに、広く一般にも知られた作曲家ですが、知名度先行で真価は意外に理解されていないように思うことも少なくありません。

特にピアノ弾きには、子供の頃に弾かされた経験や、演奏効果に乏しくそれでいて弾きにくかったりと、実は不人気。。。

しかし、彼ほど純粋に音の世界を無邪気に遊んだ音楽家もいないのではないでしょうか。

誕生日なので、祝祭的なピアノ協奏曲第9番『ジュノム』を、内田光子さんの演奏で。。。

やっぱりミューズです、モーツァルトは・・・

1/28はピアニスト アルトゥール・ルビンシュタインの誕生日

1/28はピアニスト アルトゥール・ルビンシュタイン(Arthur Rubinstein)の誕生日。

1887年ポーランド生まれ。4歳の時にはご本人自ら、自分は神童だと自覚していたとかで、7歳でリサイタルデビューし、10歳からベルリンで17歳からパリで勉強しつつ、当時の偉大な音楽家たちと親交を深め、19歳でニューヨークカーネギーホールでデビューし、聴衆には支持されるも、正確さを売りにするタイプの演奏ではなかったため批評家たちの酷評に合い、一時演奏活動を中止し修行に励みました。

ユダヤ人として人種差別の苦渋もなめ、第一次世界大戦中はロンドンで、第二次世界大戦中はアメリカで過ごし、戦後はアメリカ国籍を取得、1976年88歳まで現役で演奏していました。

ルビンシュタインといえば、まずショパン。

個人的に思い入れのあるルビンシュタインの弾くスケルツォ第2番を。。。

1/29はヴァイオリニスト フリッツ・クライスラーの命日

1/29はウィーン出身ヴァイオリニスト・作曲家フリッツ・クライスラー(Fritz Kreisler)の命日。

3歳でヴァイオリンを始め、ウィーン高等音楽院に7歳で入学し、特例で10歳で卒業、その後、パリ高等音楽院に入学し12歳で卒業。

13歳でニューヨークデビューし大成功をおさめるも、心理学者フロイトと親しかった父は彼が神童と呼ばれるのを好まず、高等学校へ進み医学を勉強するも教養を深めるレベルにとどまったようです。

20歳の時にオーストリア帝国陸軍に入隊、音楽の道を捨て軍人になろうと決心するも家庭の事情で除隊したり、第一次大戦には前線へ出向き重傷を負って名誉の除隊となるなど、とても果敢で正義感あり、また運動神経や行動力も持ち合わせていたことが伺われます。

第一次世界大戦後にはヨーロッパ楽団に復帰、26歳で結婚した妻が非常に優れたマネージャー能力を発揮したことがクライスラーの大成功の要因でもあります。

第二次世界大戦前夜の1939年にアメリカへ移住、以後ヨーロッパに帰ることなく、1962年ニューヨークで86歳の生涯を閉じました。

ヴァイオリン弾きだけでなく、弦楽器奏者のレパートリーに欠かせないクライスラーの数ある作品の中でも、私のイチ押しは『ウィーン奇想曲』。

クライスラーが生まれ育ったウィーンの古き良き時代の華やいだ空気が伝わってくるような作品です。クライスラー自身の演奏でどうぞ。。。

1/30はチェリスト リン・ハレルの誕生日

1/30は、ニューヨーク出身のチェリスト リン・ハレル(Lynn Harrell)の誕生日。

1944年ニューヨーク生まれ。父はメトロポリタン歌劇場でも歌ったバリトン歌手、母はヴァイオリニスト、ジュリアード音楽院とカーティス音楽院に学ぶも、10代で相次いで両親を亡くし、土地ごと家を失い親戚・友人宅をチェロとスーツケースを持って転々とする数年の後、指揮者ジョージ・セルに認められ1963年に18歳の若さでクリーヴランド管弦楽団に入団。21歳で首席奏者に就任しました。実は、セルはリン・ハレルの亡父をよく知っていて彼の境遇を哀れんで自分のオーケストラに迎えたとも言われています・・・とは言え、実力あってのことであることはいうまでもないでしょう。

1971年にオーケストラを退団してソリストとして独立し、現在に至っています。

シューマンのアダージョとアレグロ作品70をどうぞ。。。

1/31はフランツ・シューベルトの誕生日

1/31はフランツ・シューベルト( Franz Peter Schubert)の誕生日。

1797年オーストリア・ウィーン生まれ。歌曲の王と言われるシューベルトですが、ピアノの作品も21曲のソナタと即興曲や楽興の時があります。

とは言え、シューベルトのピアノ作品はピアニスティックというより”歌”ですね。。。

美しくて広く人気の13番のソナタ。。。

シューベルトのピアノソナタは、近年のコンクールでは古典派のレパートリーにカテゴリーされていますが、このケンプの演奏を聴くと納得できます。

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