1/20~ 大寒 (だいかん)|厳寒を感ず

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凍る空気と澄んだ空・・・

二十四節気「大寒」です。


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina

ピアノと音楽、自然とお茶時間をこよなく愛する伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪


大寒(だいかん)~厳寒を感ず

2018年1月20日は大寒(だいかん)。

冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也(暦便覧)

一年で最も寒さの厳しい季節 。

夜明け前が一番暗く、春の前が一番寒いのですよね。

一年で一番寒いこの時期の水を「寒の水」と言います。やわらかく腐りにくいとして、昔から酒、味噌、醤油などの寒仕込みに使われてきました。

・・・寒さも恵みです。

寒さ厳しい一方、陽射しは徐々に明るくなってきます。

寒さもそろそろ底を打ち、春を待ち望む頃。。。

七十二候では、厳しい寒さの中にも明るい兆しが表れてきます。

款冬華(ふきのはなさく)1月20日頃 大寒・初候

無料写真素材「花ざかりの森」

雪の下からふきのとうが顔をだす頃。

冬至を過ぎ、日に日に力強さが戻ってくる陽射しに植物が目覚め始めます。

水沢腹堅(さわみずこおりつめる)1月25日頃 大寒・次候

水が流れる沢でさえも厚い氷が張りつめる頃。

しんと静まりかえった中に氷が張る様子、その音なき音を「氷の声」と言います。

水と空気の織りなす光景を、聴覚で感じる繊細さは日本人ならではです。

鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)1月30日頃 大寒・末候

鶏が春の気配を感じ、産卵のために鳥屋(とや)にこもる頃。

現代では、鶏は養鶏場でマシンのように一年中産卵しています。

けれど、本来、自然の生き物には年に一度繁殖期があります。
鶏も品種改良される前にはやはり産卵期がありました。
それがこの大寒の末頃から初夏なのです。

ということで卵の旬は春と言われます。
春の卵は美味しいということになっていますが、これは有精卵の話なのでご注意を。。。

田舎で、放し飼いされた鶏が早朝に産んだ卵を食べたことがあります。
割った瞬間にプルンと跳ねるように盛り上がり、びっくりしました。

(生卵は苦手なので)目玉焼きにしたら、ずっしり濃厚な味が染みわたり、生命の重さを感じたのを思い出します。

「大寒」の旬を味わう

旬の食材には、その時期を健やかに過ごす力があります。

寒い季節ならではの味覚に自然の恵みをいただきましょう。

安納芋(あんのういも)

Annouimo

ウイキメディア・コモンズ

安納芋は種子島の特産として知られています。
手のひらにちょこんと乗るようなかわいいさつまいもです。

大きすぎず、小さすぎず、手のひらサイズの丸い安納芋が美味しい

焼き芋にすると濃厚なクリームのように甘い食感が人気が安納芋。

収穫期は10月中旬~1月ですが収穫後ひと月ほど経った頃が美味しく、かつ、焼き芋が嬉しい季節ということで寒に味わいたい食材です。

選ぶポイントは、大きすぎず、かと言って小さすぎず手のひらサイズの程よい大きさのもの。
細長いものよりも丸い方が甘みが強いと言われています。

安納芋に電子レンジは厳禁!

安納芋に理屈は要りません。
安納芋を見つけたらとにかく一度焼き芋にしてみてください。

アルミホイルで包んでオーブントースターやガスグリルで弱火でゆっくり焼けばOK!

理想は160℃~180℃でじっくり30分以上加熱するのがベスト。

ゆっくり加熱することで甘みと粘りが出るので、電子レンジは使用厳禁です!

蕗の薹(ふきのとう)

無料写真素材「花ざかりの森」

寒さ厳しいこの時期、七十二候に登場する「蕗の薹」を街でも見かけるようになります。

新陳代謝を促進する成分アルカノイドが効く

寒い季節に溜めこみモードだった身体を、春を迎えるにあたりチェンジしたいこの時期に蕗の薹はおすすめです。

なぜなら、蕗の薹に含まれる「アルカノイド」肝機能に効き、新陳代謝を促進するすからです。

寒さも底を打つこの時期、そろそろ心も身体も「春」の準備を心がけましょう。

つぼみが硬いものを選ぶ~蕗の薹の選び方

蕗の薹を選ぶポイントは、つぼみが硬く閉じていて、葉の陰からちらっと花芽が見える締まっていること。

買ったら保存は考えず、すぐに調理して美味しくいただきましょう。

蕗の薹の天ぷらが簡単、おすすめです

フキノトウはアクが強いので切ったらすぐに水につけ塩少々を入れ沸騰したお湯で3~4分下茹でします。

おひたし、和え物、炒め物にどうぞ。

でも、おすすめは天ぷら。

下茹で不要で、美味しさも成分もまるごと味わえますよ。

金柑(きんかん)

金柑の旬は1月中旬から3月です。

咳とのどに効くと愛用されてきた金柑

金柑は咳止めやのどの痛みを和らげる効果があるとして古くから愛用されてきました。

金柑の甘露煮や金柑のど飴など馴染みですよね。

金柑は皮ごと食べられます

金柑は、皮ごと食べられる数少ないかんきつ類です。

その皮に含まれるヘスペリジンには抗アレルギー作用、発ガン抑制作用などなどの効果があることが知られています。

アレルギーに効果があり、かつ旬が春先ということで、季節的には花粉の飛ぶ時期と一致しますね。

お試しあれ!
 

まとめ

季節はめぐる・・・
一年で最も寒い「大寒」の次は「立春」です。

じっと春を待つ自然の姿を眺める時、
思い通りにいかない物事も違った見方ができるに違いありません。。。

⇒2月4日は立春

 

 

四季と二十四節気はこちら

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