鏡開きは歳神さまをお送りして無病息災を願う

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お正月の鏡餅、どうしていますか?

大小の丸いお餅を重ねてその上にみかんを乗せるお鏡さん。

真空パックお鏡セットも売られる昨今、その鏡餅をどうしていますか?
実は包丁で切ってはいけないのです。

そんな鏡餅のお話です。


この記事を書いた人
Ina / 伊奈葉子 ヴィジョン・コンサルタント


ピアノと音楽、季節の移ろいと日々のお茶時間をこよなく愛する好奇心旺盛な永遠の”お子ちゃま”Inaこと伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪


鏡餅の由来

鏡餅は、お正月におうちにやってきた年神様がいらっしゃる所です。

年神さまがいらっしゃる「松の内」(1/1~7)の間は飾っておき、松の内が過ぎたら下げて年神さまをお送りします。

鏡餅は年神さまがいらっしゃったことで魂が宿ったとされました。

その鏡餅をいただくことで1年間の無病息災を願ったのです。

つまり、鏡餅は供えて、食べてこそ意味があるのです。

お餅なのになぜ「鏡開き」?

鏡餅を下げて、いただくために小さくすることを鏡開きと言います。

なぜ切ると言わないのでしょうか。

鏡餅は切らずに割る

鏡開きはもともと武家から始まった行事です。

白いお餅に刃物を入れることは、切腹を連想させ縁起が良くないと木槌などで割るようになりました。

縁起をかついで「開く」

切らずに割るなら「鏡割り」でも良さそうですが・・・

「割る」という表現が「割れる」⇒「壊れる」につながると縁起を担ぎ、末広がりを意味する「開く」を使って「鏡開き」と呼ぶようになりました。

試験の前に「滑る」、「落ちる」がタブーな感覚は昔からあるのですね。

鏡開きの時期はいつ?

鏡開きの時期は地方によって違います。

松の内を1月7日までとする地方では11日、
関西など松の内を15日とする地方では15日に鏡開きを行う場合が多いようです。

鏡開きのお餅をぜんざいにする地域も多いです。

樽酒を開ける時も鏡開き!?

鏡開きは、お餅だけではありません。

お祝いの席で振舞われる樽酒のふたを割るのも鏡開きといいます。

なぜかというと、酒樽のふたのことを「鏡」と呼んでいたからです。
そもそも古来、鏡は天照大神から授かった三種の神器のひとつとしてご神体とされてきました。

お米からできる日本酒は神聖なもの、酒樽のふたを鏡と呼んだのです。
そのふたを割って開けることをやはり縁起を担いで「開く」という表現を使っています。

鏡餅も樽酒も、改まった機会に成就と幸福、そして人々の健康を祈願するという根本は同じなのです。

まとめ

鏡餅はお正月に訪れる年神さまの居場所として飾られるので、お供えしていただいてこそ意味があります。

鏡餅を下げて小さくしていただく時には刃物を使わず割りますが、割るということばを使いません、縁起を担ぎ、末広がりを願って「鏡開き」と呼ぶようになりました。

樽酒を開けることを鏡開きというのもやはり縁起を担ぎ、幸せを願う気持ちからです。

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ピアノと音楽、季節の移ろいと日々のお茶時間をこよなく愛する好奇心旺盛な永遠の”お子ちゃま”Inaこと伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪