ゆりかごのムーブメント|ピアノ・ベーシック・トレーニング(5)

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ピアノは椅子に座って弾きますが・・・

カフェの椅子に座るのと、
ピアノを弾くために座るのとは全く違います。

ピアノ演奏において〈座る〉は、演奏フォームです。

『ゆりかごのムーブメント』は、ピアノを弾くフォームとしての「座る」を洗練させます。

ミスタッチが多い、
速い動きが苦手、
跳躍が上手くいかない・・・

などの悩みの原因は指がどーのというより、

そもそも「全身のバランス」や使い方が悪いケースがほとんどです。

『ゆりかごのムーブメント』は、

〈座る〉をピアノを弾くためのフォームにすることで、

  • センタリングの向上
  • 全身のバランスの向上
  • 演奏の安定性をもたらす

効果があります。


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

自分の手で演奏できるのが何よりの喜びです。ピアノ・音楽、自然とアートとお茶時間をこよなく愛しています。詳しいプロフィールはこちら


座るというフォーム

フォームはパフォーマンスの生命です。

ピアノを弾く演奏フォームとしての「座る」ポイントは3点です。

  • 足が床に吸い付くように安定している
  • 膝が足先と同じ方向を向いている(膝は離れている)
  • 座骨の上で上体がバランスをとっている

詳しくは 《ピアノ演奏フォームとしての座り方3つのポイント》

上達は座り方から|ピアノ演奏フォームとしての座り方3つのポイント
ピアノは椅子に座って弾きます。 つまり・・・ ピアノ弾きにとって、ピアノの前に座る姿勢は演奏フォームです! スポーツ選手がフォームを変えて...

床に足裏が磁石で吸い付いているように感じましょう。

座骨の上で上体がバランスをとれば自然にお腹に力が入る

下半身の安定を感じたら、座骨の丸みを感じ、その上に上体がすっと伸びていくイメージで座ります。

座骨の上で上体がバランスをとると、自然にお腹(丹田)に力が入ります。
お腹に力を「入れる」のではありません。

力が自然に集まります。

お腹に力があると、首や肩が楽になります。

いわば、「脱力」。

脱力は、使うべき筋肉を使って、バランスが取れていれば、必然なのです。

座骨の丸みに沿ってゆらゆら揺れる

座骨の上に上体がすっと伸びたら、

息を吐きながら、
座骨の丸みに沿って後ろへ重心を移動します。

ゆっくりとごくわずか、スムーズに後傾します。

慣れないとガクっと倒れたり、カクカク動いたりします。
ゆっくりスムーズに動くには注意深くコントロールしなければならないことがわかります。

バランスをとるってどういうことか体感できますよ。

後傾したら、息を吸いながらニュートラルな位置へ戻し、

息を吐きながら、前へ移動します。

座骨の丸みに沿ったわずかな動きで、
前傾すると腰や背中の筋肉がどうなるか体感できます。

後傾と前傾をゆらゆらとゆりかごやゆり椅子が揺れるイメージ4セットを目安に行います。

『ゆりかごのムーブメント』は、

安定した演奏のために、実はとても大切な骨盤周りの動きやバランスを洗練させることに役立ちます。

本番前のルーティンとしても必須です。

さて、ボディワークはここまで・・・

⇒ 次は指のストレッチです。

こちらもあわせてどうぞ!

⇒ ピアノ弾きの演奏向上と故障予防にウォーミングアップのすすめ

⇒ ピアノ・ベーシック・トレーニング&レッスン|演奏向上・本番対策

Attention!
この記事は、レッスンで行うメニューをご紹介するもので、独習を可能にするものではありません。
心身メソッドや運動の心得のない方が(自己流で)形だけを真似て行うことは、効果がないばかりでなく、故障のリスクがあります。
ご興味をお持ちの方はレッスンを受講くださいますようご案内申し上げます。
効果を実感していただくことができますようにわかりやすく丁寧に指導いたします。
⇒ ピアノ・ベーシック・トレーニング&レッスンのご案内はこちら

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伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

自分の手で演奏できるのが何よりの喜びです。フォーカル・ジストニア他で2度の挫折を経て音楽とピアノはさらにかけがえのない素晴らしい存在になりました。ピアノ・音楽、自然とアートとお茶時間をこよなく愛しています。詳しいプロフィールはこちら