白鳥のムーブメント|ピアノ弾きのウォーミングアップ(4)

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指が6本ある!と言われた”ピアノの魔術師”フランツ・リストは言いました。

指が5本ついている手が二つあると思うな。
身体から10本の指が生えていると思え。

『白鳥のムーブメント』は、

”背中から動く指”の準備練習です。

背中から指が動く感覚が体得できると、

  • ダイナミックで多彩な表現が可能になる
  • 力まず楽に豊かな響きを生み出すことができる
  • より大きな筋肉を使うので効率的で疲れにくい
  • 本番での緊張をエネルギーに変えることができる
  • 緊張で指が震えた時にも大きく崩れにくくなる

などのメリットがあります。


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

心と頭と身体をチューニングすればピアノはもっと自由に弾けます。演奏向上と故障予防に1日15分のウォーミングアップ。悩めるピアノ弾きを笑顔にするレッスンをしています。詳しいプロフィールはこちら


腕を白鳥の翼のようにイメージ

『白鳥のムーブメント』は、白鳥の翼のように背中から腕を動かします。

白鳥が翼を広げる様子をイメージして行いましょう。

腕を動かすのではなく”背中”から腕を広げる

息を吐きながら、背中から腕を広げます。

腕を持ちあげるのではなく、背中から翼を広げるように動きが始まります。

背中から動きが始まるので、
二の腕⇒前腕⇒指の順番で動きます。

肩の高さくらいまで持ち上げたら、
息を吐き、背中の力を抜きます。

指先が最後に落ちてきます。

1セット×4回を目安に行います。

慣れてきたら、

  • 頭の上まで振り上げるようなより大きな動き
  • 見た目にはわからないほど小さくかすかな動き

を行います。

バレエの「瀕死の白鳥」がお手本

クラシックバレエの「瀕死の白鳥」の腕の動きがとても参考になりますので、ぜひご覧ください。

素晴らしい踊りは沢山ありますが、振付として”背中からの腕の動き”が最もわかりやすいマイヤ・プリセツカヤをご紹介します。

腕はもちろん、指先まで神経が行き届いた繊細の動きが、背中(身体の中心)から生まれているのがわかりますね。

関節がどうなっているのかと思うほどの滑らかな動きは本当に驚くばかりです。

この『白鳥のムーブメント』に習熟すると、自分の”指”に対する認識が変わり、動きが変わり、響きも変わります。

ウォーミングアップだけでなく、休憩時に行えば疲れの緩和になりますし、本番直前のルーティンにもおすすめです。

効果絶大ですよ!

⇒ 次は、『ゆりかごのムーブメント』です。

こちらもあわせてどうぞ!

⇒ ピアノ弾きの演奏向上と故障予防にウォーミングアップのすすめ

⇒ 1日30分ウォーミングアップ&基礎練習|ピアノ弾きの演奏向上・故障予防・本番対策

Attention!
この記事は、レッスンで行うウォーミングアップメニューをご紹介するもので、独習を可能にするものではありません。
心身メソッドや運動の心得のない方が(自己流で)形だけを真似て行うことは、効果がないばかりでなく、故障のリスクがあります。
ご興味をお持ちの方はレッスンを受講くださいますようご案内申し上げます。
効果を実感していただくことができますようにわかりやすく丁寧に指導いたします。
⇒ レッスンのご案内はこちら

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