ゆりかごのムーブメント|ピアノ弾きのウォーミングアップ(5)

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椅子に座るという誰でもが日常的に行う姿勢でピアノを弾きますが・・・

〈座る〉は、演奏フォームとして極めて重要です。

『ゆりかごのムーブメント』は、ピアノを弾くフォームとしての「座る」を洗練させます。

ミスタッチが多い、
速い動きが苦手、
跳躍が上手くいかない・・・

などの悩みの原因は指そのものにあるというより、

そもそも「バランス」が上手くとれていないことがほとんどです。

『ゆりかごのムーブメント』は、

練習・演奏前に、〈座る〉という姿勢を確認することで、

  • 演奏フォームを洗練させる
  • 練習効果を高める
  • 演奏の安定性をもたらす

効果があります。

では、『ゆりかごのムーブメント』を始めます。


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

心と頭と身体をチューニングすればピアノはもっと自由に弾けます。演奏向上と故障予防に1日15分のウォーミングアップ。悩めるピアノ弾きを笑顔にするレッスンをしています。詳しいプロフィールはこちら


座るというバランス

フォームの大切さは、スポーツ番組の解説でも耳にしている通り、パフォーマンスの生命線です。

ピアノを弾く演奏フォームとしての「座る」ポイントは2点です。

  • 足が床に吸い付くように安定している
  • 座骨の上で上体がバランスをとっている

床に足裏が磁石で吸い付いているように感じましょう。

座骨の上で上体がバランスをとれば自然にお腹に力が入る

下半身の安定を感じたら、座骨の丸みを感じ、その上に上体がすっと伸びていくイメージで座ります。

座骨の上で上体がバランスをとると、自然にお腹(丹田)に力が入ります。
お腹に力を「入れる」のではなく、力が自然に「入ります」

お腹に力があると、首や肩が楽になります。

いわば、「脱力」。

脱力は、使うべき筋肉を使って、バランスが取れていれば、必然なのです。

座骨の丸みに沿ってゆらゆら揺れる

上体が座骨の上にすっと伸びたら、

息を吐きながら、
座骨の丸みに沿って後ろへ重心を移動します。

ゆっくりとごくわずか、スムーズに後傾します。

慣れないとガクっと倒れたり、カクカク動いたりします。
ゆっくりスムーズに動くには注意深くコントロールしなければならないことがわかります。

バランスをとるってどういうことか体感できますよ。

後傾したら、息を吸いながらニュートラルな位置へ戻し、

息を吐きながら、前へ移動します。

座骨の丸みに沿ったわずかな動きで、
前傾すると腰や背中の筋肉がどうなるか体感できます。

後傾と前傾をゆらゆらとゆりかごやゆり椅子が揺れるイメージ4セットを目安に行います。

『ゆりかごのムーブメント』は、

安定した演奏のために、実はとても大切な骨盤周りの動きやバランスを洗練させることに役立ちます。

本番前のルーティンとしても必須です。

さて、ボディワークはここまで。

⇒ 次は指のストレッチです。

こちらもあわせてどうぞ!

⇒ ピアノ弾きの演奏向上と故障予防にウォーミングアップのすすめ

⇒ 1日30分ウォーミングアップ&基礎練習|ピアノ弾きの演奏向上・故障予防・本番対策

Attention!
この記事は、レッスンで行うウォーミングアップメニューをご紹介するもので、独習を可能にするものではありません。
心身メソッドや運動の心得のない方が(自己流で)形だけを真似て行うことは、効果がないばかりでなく、故障のリスクがあります。
ご興味をお持ちの方はレッスンを受講くださいますようご案内申し上げます。
効果を実感していただくことができますようにわかりやすく丁寧に指導いたします。
⇒ レッスンのご案内はこちら

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