指のストレッチ|ピアノ弾きのウォーミングアップ(6)

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ウォーミングアップの5つのボディワークでピアノを弾くための心身のコンディションが整えたら、

指のストレッチをしましょう。

指のストレッチには

  • 血行をよくして手を温める
  • 柔軟性を高め、関節可動域を広げる

などの効果をあり、

  • コンディションの向上
  • 筋力アップ
  • 故障の予防・疲れの軽減
  • 練習効果を高める
  • パフォーマンス向上
  • 柔軟性が高まることで楽に広がるようになる

などピアノ弾きには必須メニューです。

短時間で効果的、毎日続けられるストレッチを是非マスターしてください!


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

心と頭と身体をチューニングすればピアノはもっと自由に弾けます。演奏向上と故障予防に1日15分のウォーミングアップ。悩めるピアノ弾きを笑顔にするレッスンをしています。詳しいプロフィールはこちら


ストレッチは引っ張るのではなく”伸びる”

ストレッチというと、しかめっ面で痛いのを我慢してうんうん唸りながらぎゅーぎゅー引っ張るイメージをお持ちの方がいますが・・・

それは拷問であって、
ストレッチではありません。

たったひとつしかない、かけがえのない自分の身体を痛めつけるのはやめましょうね。

弾きたい曲へのあふれる想いを実現してくれるのは、あなた自身の指であり身体です。

愛情を持って優しく扱いましょう。

ストレッチは、筋肉を伸ばすことですが・・・

引っ張って伸ばす

のではなく、

穏やかに呼吸を感じ、
心を鎮めて
身体(ストレッチ部位)を感じることで
自然に伸びるのです。

反動をつけたり、
無理に引っ張ったりすると、
痛みを感じるのは、

脳の中枢神経から筋へ

「危険な行為!」

と警告が送られるからです。

痛みを我慢して引っ張るのは、脳は「これ以上伸ばすな!」と命令しているのに、一方で無理やり引っ張るという矛盾。効果がないばかりか、筋線維が傷ついたりしかねません。

くれぐれも、力任せに引っ張らないように!!

自己流は危険ですから、ぜひレッスンにお越しください。

指のストレッチは3種類行います。

  1. 伸筋と屈筋のストレッチ
  2. 根が伸びるムーブメント
  3. ブランコのムーブメント

伸筋と屈筋のストレッチ

指を動かす運動は、伸筋と屈筋の協調関係です。

  • 伸筋:指を伸ばす
  • 屈筋:指を曲げる

ピアノを弾くという高度で複雑な運動は、筋肉を酷使しています。

朝起き掛けの寝ぼけている時に、いきなり全力ダッシュ!させられるなんてたまったものではないでしょう。

手も同じ。

ピアノを弾くという重労働を担当する伸筋と屈筋に気持ちよ~く働いてもらうためにストレッチで目覚めさせましょう。

伸筋のストレッチ

伸筋のストレッチは、手の甲側から腕⇒背中のつながりを意識して伸ばします。

ピアノを弾く姿勢で座り、穏やかに呼吸しながら手の甲⇒腕⇒肩⇒背中⇒腰⇒全身を気持ちよ~く「8拍」伸ばします。

お餅や柔らかくこねたパン生地が伸びるイメージです。

屈筋のストレッチ

屈筋のストレッチは、手のひら側から腕⇒背中のつながりを意識して伸ばします。

手の平側⇒腕⇒肩⇒背中⇒腰⇒全身を気持ちよ~く「8拍」伸ばします。

両手に持ったパン生地がぶら~んと伸びていくイメージで行いましょう。

伸筋と屈筋をそれぞれ8拍ずつ2セット行います。

繰り返しますが、無理やり引っ張っちゃダメですよ。

穏やかに呼吸してリラックスして、
筋肉が気持ちよ~く伸びて、
にっこり、
のびやかになるイメージで
身体を解放してあげましょう。

根が伸びるムーブメント

伸筋と屈筋のストレッチの次には、

指を1本ずつストレッチします。

『根が伸びるムーブメント』は、指が根っこのように下へ伸びて長くなるイメージを持つことで、手の柔軟性と広がりをもたらします。
(注!オクターブがやっとのような小さな手が10度が届くようになるようなことを保証するものではありません)

左手小指から行います。

小指⇒薬指⇒中指⇒人差し指⇒親指の順で行い、

次に、

右手小指⇒薬指⇒中指⇒人差し指⇒親指の順で行います。

写真は右手小指。

右手薬指。

最初は片手ずつ、マスターしたら両手で行います。

指先が根っこのように伸びていくイメージで気持ちよく指を解放します。

無理やり力を入れて引っ張ってはいけません。

間違ったやり方は、
百害あって一利なし!

どころか、大切な指に負担をかけて故障させるリスクがあります。

くれぐれも自己流でやらないで、レッスンにお越しくださいね。

ブランコのムーブメント

指1本ずつを気持ちよ~くストレッチしたら、

次は『ブランコのムーブメント』です。

小指⇒薬指⇒中指⇒人差し指⇒親指の順で行い、

次に、

右手小指⇒薬指⇒中指⇒人差し指⇒親指の順で行います。

左手小指で腕全体をぶら下げます。

指先の力を抜くと腕は滑り落ちてしまいます。

滑り落ちないように、指先で支え、腕の重みで背中から指までを気持ちよ~く伸びます。

腕全体がブランコやつり橋のようにぶらぶらになっています。

右手側から見るとこんな感じ。

十分に重さを感じて伸びたら、指で腕を持ちあげ、

薬指へ移動します。

小指⇒薬指⇒中指⇒人差し指⇒親指の順に行います。

最初は片手ずつ、マスターしたら両手で行います。

両手で行う時には、両手同じ指で、

小指⇒薬指⇒中指⇒人差し指⇒親指の順に行います。

たった15分!ボディワークと指のストレッチを練習前の習慣にしましょう

指のストレッチには、

  • 血行をよくして手を温める
  • 柔軟性を高め、関節可動域を広げる

などの効果があります。

練習前のストレッチは、

  • 筋力向上
  • 故障の予防
  • 練習効果を高める
  • パフォーマンス向上

など優れた効果があり、ピアノ弾きに必須です。

ピアノ弾きのウォーミングアップ《ボディワーク》と《指のストレッチ》は全メニューを10~15分で行うことができます。

練習の初めの習慣にしてください!

続けるうちに、ウォーミングアップしないでいきなり曲を弾き始めるなんて、無謀だということがわかってきます。

Attention!
この記事は、レッスンで行うウォーミングアップメニューをご紹介するもので、独習を可能にするものではありません。
心身メソッドや運動の心得のない方が(自己流で)形だけを真似て行うことは、効果がないばかりでなく、故障のリスクがあります。
ご興味をお持ちの方はレッスンを受講くださいますようご案内申し上げます。
効果を実感していただくことができますようにわかりやすく丁寧に指導いたします。
⇒ レッスンのご案内はこちら

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伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

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