運に選ばれてしなやかに~桜井章一『運に選ばれる人 選ばれない人』

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頑張っているのになぜか報われない人と、
何事もらくらく結果を出すように見える人がいます。

そんな時に語られるのが「運」ですね。

運を一番気にするのは、何といっても勝負の世界に生きている人たちです。

スポーツ、囲碁・将棋・チェスや麻雀、そして試験やコンクールなど、本人の努力だけではどうしようもない、まさに『運』としか言いようがないものを痛感している人たちの『運』についての言葉には重みがあります。


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina

ピアノと音楽、自然とお茶時間をこよなく愛する伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪


麻雀で20年間無敗?!

勝負の世界は、どんなに強い人でも必ず負けます。

ところが、麻雀の世界で20年間無敗を誇る人がいるというではありませんか!?

「雀鬼」(じゃんき)と呼ばれる桜井章一氏です。

20年間無敗って?!

ポーカー、ナポレオン、囲碁も将棋もチェスも・・・
勝ったり、負けたりするものだと思っていましたが、無敗、それも20年間・・・

麻雀を知らない私もこの凄さには、驚きました。

桜井章一『運に選ばれる人 選ばれない人』講談社-α文庫

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偏見と言われそうですが、私は麻雀にはダーティなイメージを持っています。

それでも、この本を読もうと思ったのは目次のあとに現れる “運に選ばれる 雀鬼” という揮毫の美しさでした。

軽やかさとしなやかさをたたえた揮毫に、この人は、とても純粋な人だと感じたからです。

私の麻雀に対するイメージとは関係なく、この人は尊敬すべき方だと思いました。

 運の秘密は感度にある

“運を上げる”とか“強運に生きる!”みたいな本は沢山あるけれど、この本は具体的で、シンプルに本質に斬り込んでいます。

桜井氏の言っている事は、自分が見たり、聴いたり、感じたりした事、そして、何より、20年間の真剣勝負の場を経ての言葉です。

見えるもの、聴こえるもの、感じるもの・・・そういう感度や精度が常人の域を超えていると感じました。

それこそ、運の秘密でしょう。

小手先の開運術とか、コツや秘訣ではなく、どこまでもシンプルに本質へ切り込むこと。

こういう感覚なら、20年間無敗記録伝説もあり得ると感じました。

きれいと思うことだけではダメ

どうして、そのような域にたどり着けたのでしょう。
こう語っています。

私は昔、麻雀の代打ちで勝負をしていました。
ヤクザの親分や政治家、財界人といった権力者の代打ちをして一勝負でものすごい額のお金が動いたこともあります。
一晩で1億近いお金が動いた事もありました。

欲望が激しくからむ汚い麻雀なのですが、それでも私は純粋な勝負として場に臨んでいました。
そして賭けて賭けて大きな勝負をしたからこそ、すべてが見えたわけです。

やってみないで、きれいとか汚いとか言うのではなく、全部やってみたのです。
その汚さをまるごと呑み込んで吐き出したら、「雀鬼流哲学」が残ったわけです。

何もしないで、あれが汚い、これが汚いと言っても、机上の戯言にすぎません。
実体験から学べるものにはけっして及びません。

きれいと思うことだけを選んでいては、ほんとうのことは学べません。

やる前にとやかく言うのではなく、ともかくやってみてその上で取捨選択すればいいのです。
(P.205~206)

欲望が激しくからむ汚い世界で、純粋に勝負として挑むってどういうことなのでしょう。
その凄さは私の想像の域を超えていますが、少し身近に引き寄せるとこういうことかな、と思います。

他人の思惑に惑わされずに、目の前の本質へ真っすぐ向かう。

何か事を起こそうとすれば、必ず人との関わりがあります。
人は、それぞれ自分の立場で、自分の利益を考えてモノを言い、行動します。

それに惑わされない、本質を貫く、ただそれに徹するって、確かにそうなのですが、でも、実際に「人の圧力」を感じる時、それはとても難しいことです。。。

運をつくる素材を見つける

とは言え、麻雀のような凄い世界ではなく、小市民的日常の中でも、運をよくするためには、どうしたらいいのか、桜井氏は極めてシンプルに語っています。

運がいいと言われる人は、ツキや運をもたらす素材をたくさん、ふだんの生活や仕事の中で持っています。

運をつかむためにするべき工夫や努力の仕方のことを言っているのです。
・・・ ・・・運を目標にする人には運はやってこず、運をつくる素材を日々見つけられる人jが「運に選ばれる」のです。(P.38~39)

つまり、やるべきことをやる、そこに尽きるようです。

運をよくしようと、運を目標にしていては、運はやってこない。
やるべきことをやる人が、「運に選ばれる」というのは象徴的です。

そして、もうひとつ大切なこと。。。

気分がよければ運をまねく

やるべきことをやりさえすれば、嫌々ながらでもいいというわけでもない、これ大事!

運をまねくにはなるべく心を気分のいい状態にしておくことです。

たとえばイヤな人に会ったりすると不快になりますが、好きな人と会っていれば気分がよくなり、いいことも起こります。

仕事もそうです。
あまりしたくもないのにただお金儲けになるから働いたり義務感で仕事をしていると、どこかに違和感があるはずです。

違和感が多いといい運はやってきません。
出来るだけ違和感のあるものから外れて気分がよくなるほうへ行ったほうがいいのです。
(P.54)

違和感を感じるためには、自分が見るもの、聴くもの、感じるものに大して敏感であることが前提です。

鈍感になっていると、変化に気づきません。
そして、違和感を見逃したり、嫌な感じを我慢していたりすると、どんどん鈍感になります。

それでは、運に気づくことはできないと言うことです。

運に選ばれるって、自然の節理や流れの中でしなやかに生きることだと感じます。

運に選ばれてしなやかにいきましょう~♪

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ピアノと音楽、自然とアートとお茶時間をこよなく愛する伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら