1/5~ 小寒(しょうかん)|寒気稍強し

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正月三が日が過ぎ、世の中が動き出す頃・・・

1/5は二十四節気「小寒(しょうかん)」です。


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina

ピアノと音楽、自然とお茶時間をこよなく愛する伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪


小寒(しょうかん)

2018年1月5日は「小寒」。寒の入りです。

冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也(暦便覧)

これから節分までが「寒の内(うち)」と呼ばれ、一年で最も寒さ厳しい頃。

夜明け前が一番暗く、
春の前が一番寒いのですよね。

とは、言え、冬至を過ぎて少しずつ陽射しが明るくなってきました。

七十二候にもそんな様子が表れています。

 芹乃栄(せりすなわちさかう)1月5日頃 小寒・初候

季節の花300

芹が生え始める頃。

芹は春の七草のひとつで、七草粥に必ず入れる季節の野菜です。

冷たい水辺で一箇所から競り合って生えるので、

競り⇒セリ⇒芹

という名前になったとは、嘘のような本当の話のようです。

水泉動(しみずあたたかをふくむ)1月10日頃 小寒・次候

地中で凍っていた泉の水が溶け始めるとされます。

空気は冷たく、寒い日が続きますが、冬至を過ぎて力を増す陽射しが春への動きを進めていきます。

太陽の力って凄いと思うのと同時に、兆しが見えてから現実になるには時間がかかることをあらためて思います。

気が熟さないと目に見えた成果にはならないのですね。

雉始雊(きじはじめてなく)1月15日頃 小寒・末候 

雉が鳴き始める頃。

雉の雄が雌への求愛活動を始めて「ケーンケーン」と甲高い声をあげるのは繁殖期である春へ向かう表れです。

都会では雉を見る機会はないですよね。

でも、雉は日本の国鳥に定められています。

平安時代から食用としても重宝されてきました。

「小寒」を味わう

厳しい寒さを乗り切るには体調管理が一番!

旬の食には風情だけでなく、深い意味があります。

七草粥


1月7日は「人日の節句」。
七草粥をいただく日です。

七草粥は古代中国の習わしが日本の若草摘みと結びつき、江戸時代に公式行事となりました。

1月7日の朝には無病息災を願い、七草粥をいただきましょう。

年末年始のご馳走づくしで、一生懸命働いてくれた胃腸をいたわる効果もあります。

春の七草とは

「せりなずな 御形(ごぎょう)はこべら 仏の座 すずなすずしろ これぞ七草」

春の七草は7種類の野草です。

  1. 芹(せり)-川辺・湿地に生える
  2. 薺(なずな)-ペンペン草
  3. 御形(ごぎょう)-母子草
  4. 繁縷(はこべら、はこべ)-小さい白い花
  5. 仏の座(ほとけのざ)-田平子(たびらこ)
  6. 菘(すずな)-蕪(かぶ)
  7. 蘿蔔(すずしろ)-大根

七草粥は七草セットを買ってお粥に混ぜるだけ

七草粥は、簡単にできます!

スーパーで売られている「七草セット」を買ってくる
 ↓
お粥を炊く
 ↓
その間に七草を洗ってさっと下茹でして刻む
 ↓
炊きあがったお粥に刻んだ七草を混ぜる
 ↓
出来上がり~♪

おかゆは炊飯器で炊けます。
それが面倒ならレトルトパックのお粥を温めて刻んだ七草セットでも大丈夫!

七草には、新春の何とも言えない淡い香りがあります。その風味はわざわざ作る価値ある「なるほど~!」と納得の感動です。

ぜひお試しあれ!

葱(ねぎ)

無料写真素材「花ざかりの森」

寒さ厳しい時期に収穫されたネギの甘さは、心身に染み渡りじんわり温まります。

身体を温め、寒い季節に重宝されてきた葱

ネギには身体を温める作用があり、寒い季節に重宝されてきました。

ネギのピリリとした辛さは、「硫化アリル」という成分です。硫化アリルは強い殺菌作用と鎮静作用があり風邪に効くと言われます。

葱は緑黄色野菜でもあり淡白色野菜でもある

ネギには青い部分と白い部分がありますが、それぞれが緑黄色野菜と淡白色野菜。

1本と2度美味しい野菜です。

選ぶポイントは、白い部分が締まっていて弾力があり、重いものです。

伊予柑(いよかん)

冬の果実といえば、順に旬を迎える柑橘。

1月に入ると伊予柑が登場します。

香り高く濃厚な味が魅力の伊予柑

香り高く濃厚な甘酸っぱさが魅力の伊予柑は1月から2月が旬です。

  • ビタミンCはお肌のため
  • クエン酸は疲労回復に
  • 食物繊維は整腸作用に・・・

冬の美容と健康のために伊予柑をたっぷりいただきましょう。

伊予柑を選ぶポイント

美味しい伊予柑を選ぶポイントは3つあります。

1. ヘタが小さい
2. 張りと艶のある濃いオレンジ色の皮
3. ずっしりと重い

保存は風通しがよく低温の場所なら室内でOKです。

まとめ

冬至を過ぎて、
陽射しは日増しに明るさを増すのに、
寒さは一段と厳しくなります。

北風と太陽の話を思い出しますね。

・・・戻ってくる太陽は確実に春をもたらします。

⇒次は1/20「大寒(だいかん)」

 

 

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