8/23~ 処暑 (しょしょ)|暑気退かんとする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

昼間は暑くとも、朝夕には涼しい風が吹く頃・・・

2018年8月23日は二十四節気『処暑(しょしょ)』です。


この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

心と頭と身体をチューニングすればピアノはもっと自由に弾けます。演奏向上と故障予防に1日15分のウォーミングアップ。悩めるピアノ弾きを笑顔にするレッスンをしています。詳しいプロフィールはこちら


処暑 (しょしょ)|暑気退かんとする 8月23日頃

陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也(暦便覧)

8/23は処暑。

「処」という字は「お休み処」でおなじみのように「落ち着く」という意味。

処暑は、暑さがおさまる頃です。

日が暮れると聴こえてくる虫の音に、夏の終わりを感じます。

綿柎開(わたのはなしべひらく)8月23日頃

「柎(はなしべ)」という普段見かけない字は、花の萼(がく)を指します。

綿を包むガクが開き始め、ふわふわした綿毛が顔をのぞかせる頃。

この綿毛がコットンになります。
なぜ、ここで綿が登場するのかというと、10世紀頃に日本に入ってきた綿によってとりわけ庶民は計り知れない恩恵を受けたからです。

絹は高価なため恵まれた人しか着られず、庶民は冬でも麻をまとっていました。

安価なコットンのおかげで庶民も寒さをしのぐことができるようになったのです。

綿の花や綿毛の画像とともにこちらをどうぞ。

8月23日〜27日頃は『綿柎開(わたのはなしべひらく)』。綿の実がはじけて、綿花がのぞく時季です。じつは「綿花」というのは、花ではありません。綿の花は、やわらかなクリーム色をしたハイビスカスのような花びらなのです。その花が終わって顔を出すのが、真っ白な「綿花(コットン)」。もふもふの恋しい季節が、すぐそこまで来ています...

天地始粛(てんちはじめてさむし)8月28日頃

「粛(さむし)」はしずまるという意味があり、残暑も静まる頃とされています。

しかし、昨今の日本では9月に入っても30度を超えるのがふつーですよね。。。
この時期にやってくる二百十日とは、文字通り立春から数えて二百十日目の日にあたる日で、大体9/1あたりです。

台風が上陸して農作物が大打撃を受けることも多いと警戒されてきました。

禾乃登(こくものすなわちみのる)9月2日頃

「禾(こくもの)」はイネ科「アワ」の穂が垂れた姿を表します。

稲穂は実り、色づき始める頃は同時に台風が次々とやってくるので、収穫の無事を祈るお祭りが各地で開催されます。

処暑の旬を味わう

夏が終われば次は秋、実りの秋です。

収穫の秋に旬をむかえる野菜や果物は夏の暑さに弱った身体に効くものばかりですから、自然の恵みで身体を喜ばせてあげましょう。

身体が元気になれば頭も働き、マインドは豊かにメンタルも強くなります。

南瓜(かぼちゃ)

forest17.com

冬至かぼちゃのイメージで冬野菜と思っている方もいらっしゃるようですが、

かぼちゃの旬は夏に始まります。

各種ビタミンやカロチンが豊富なので、夏の暑さで衰えた身体に効きますよ。

また身体を温める働きもあるので、冷房や冷たいもので冷え気味の夏の身体を秋モードにするにもおすすめです。

かぼちゃは時間が経つほど甘くて美味しい

収穫してから時間が経つと、デンプンが糖質に変わるので甘みが増します。

湿気の少ない所なら2~3か月はその辺に転がしておいて大丈夫!

でも、包丁を入れたら種とワタをとってラップして冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

煮もの、ソテー、天ぷら、お味噌汁の具など手軽に調理できて美味しいのでたっぷりいただきましょう。

パンプキンプリンやケーキもいいですよね。

梨(なし)

forest17.com

梨は品種によって次々と旬がやってきます。

7月から収穫される「幸水」はまさに今が最盛期、9月に入ると「二十世紀」、「豊月」と続きます。

見つけた時が食べ時!鮮度が命の梨

いずれも収穫期が短く追熟しないので見かけた時が食べる時!と心得ておきましょう。

選ぶポイントは軸がしっかりついていて、皮に張りがあって瑞々しいもの。

冷やし過ぎると甘みが薄れるので食べる1時間ほど前に冷蔵庫に入れます。

梨は食物繊維が豊富なので、ダイエットにもいいですし、女性の味方です。

梨の甘みは「ソルビトール」というガムでも知られる成分ですが、虫歯菌の働きを妨げるので、おやつや夜食にも最適です。

葡萄(ぶどう)

forest17.com

巨峰、ピオーネ、マスカットも出回り始めました。

ぶどうには体内に吸収されやすいブドウ糖や果糖などの糖質が多く含まれます。

これらは体内でダイレクトにエネルギーになるので疲労回復効果が非常に大きく、夏の暑さに弱った身体にはまさに恵みの雨ならぬ、恵みの葡萄なのです。

ブドウを食べて夏休みの宿題を頑張ろう

また、ブドウ糖や果糖は直接脳の栄養源になり、脳の働きを活発にし、集中力を高める効果があるので、夏の暑さでぼ~っとした頭にも効きますよ。

お子様の夏休みの宿題でデッドヒートしたら、親子で葡萄を食べて頑張ってください!

まとめ

昼間の暑さは厳しいものの、朝夕には涼しさを感じる頃・・・

実りの秋、味覚の秋の始まりです。

旬を味わい、元気に残暑を乗り切りたいですね。。。

⇒ 9月7日は白露

四季と二十四節気はこちら

四季と二十四節気
季節は、移ろうからこそ美しく、 そこに自然の摂理に見ることができます。 季節の移り変わりを表す二十四節気をご紹介します。 二十四...

二十四節気に合わせて月2回季節の便りをお届けしています。

Inaのニュースレター『More music』
Inaのニュースレター『More music』は、 クラシック音楽に親しむトピックを中心に 二十四節気に合わせて月2回配信しています(無...
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Follow me!

この記事を書いた人

この記事を書いた人
伊奈葉子 / Yoko Ina Piano Teacher

心と頭と身体をチューニングすればピアノはもっと自由に弾けます。演奏向上と故障予防に1日15分のウォーミングアップ。悩めるピアノ弾きを笑顔にするレッスンをしています。詳しいプロフィールはこちら