5/21~ 小満(しょうまん)|陽気盛万物稍満足す

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日に日に緑濃くなり、百花繚乱の頃。。。

5月21日は二十四節気「小満(しょうまん)」です。


この記事を書いた人
Ina / 伊奈葉子

ピアノと音楽、自然とお茶時間をこよなく愛するInaこと伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪


小満 (しょうまん) 陽気盛万物稍満足す 5月21日頃

 

万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る(暦便覧)

小満の本来の意味は、秋に蒔いた麦の穂が実り、少し満ちてきたというものでした。

一般には、草木が成長し、精気が満ち溢れることを表します。

一年で最も活き活きとした気持ちよい季節。

わざわざ観光地に行かなくても、近所の公園などで、緑のエネルギーを感じられます。
七十二候は、都会ではなかなか見ることのできない動植物が並んでいますが、いずれも私たちの生活に欠かせない身近なものと関係しています。

普段、当たり前に接しているものたちに想いを馳せてみてください。。。

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)5月20日頃 小満・初候

青々と茂る桑の葉を蚕が食べだす頃。

蚕は、やがて繭をつむぎ、その繭からあの美しい絹糸、シルクが生まれます。

蚕を実際にご覧になった方は、とても少ないのではないでしょうか。

私は、小学校時代を田舎で過ごしまして・・・、

あちこちに桑畑があり、養蚕をしているところも近所にありました。

蚕が桑の葉を食べるところもよく知っています。

凄い勢いで食べ、あっという間に大きな桑の葉は、固い葉脈だけになるのです。
それは、まるで魚を食べ終わったあとに残った骨のようでした。

その蚕が紡いだ繭は、シルクの輝きを彷彿させる上品な輝きを湛えています。

蚕の語源は、「飼い蚕(かいこ)」。

家蚕(かさん)とも呼ばれ、人間の管理なしには生きることができない唯一家畜化された昆虫として、数千年にわたり、人類の役に立ってくれています。

紅花栄(べにばなさかう)5月26日頃 小満・次候

photoAC

紅花が咲きほこる頃。

紅花は、咲き始めは黄色で、徐々に赤くなっていきます。

染料や口紅として利用するためには、茎の末の黄色いところを摘むので「末摘花(すえつむはな)」とも呼ばれます。

サフラワー油もこの紅花の種子から摂る油です。

麦秋至(むぎのときいたる)5月31日頃 末候

麦の穂が実り始める頃。

麦秋とは、麦にとっての実りの季節。

穂を揺らす風は「麦の秋風」、強い風は「麦嵐」、雨は「麦雨」と呼ばれます。

麦が実るところを見る機会がなくても、麦には毎日お世話になっていますね。

すなわち、大麦から生まれるビール。

そして、小麦から生まれる小麦粉はパン、スイーツ、お好み焼きになります。

麦揺れる動画を見つけました。

青々した麦畑ですが、BGMが良い素敵な映像です。

麦秋はこんな雰囲気でしょうか。

旅に出たくなりますね。。。

小満の旬を味わう

生命力みなぎる「小満」の頃に収穫される旬の野菜と果物、そして、おすすめのスイーツを厳選してご紹介します。

新じゃが

旬は自然の恵みそのもの!

新じゃがの瑞々しさには格別な味わいがあります。

新じゃがの選び方

1年を通じて出回るからこそ、旬を味わいたい新じゃがを選ぶポイントです。

傷やシワがないものを避けるのは当然ながら、気をつけたいのは、

緑に変色していないこと!

これ、気をつけないと結構見かけます。緑に変色しているものは、ソラニンなど天然毒素が含まれますので、避けましょうね。

皮つきを茹でて丸ごとぱくり!

旬を満喫するには、やはり、皮つきを丸ごとが一番!

たわしで洗って、皮つきのまま蒸す、あるいは、茹でて、塩を振って、熱々をパクつきましょう。

ソーセージやハムを用意すれば、ビールが一層美味しい初夏の夕べです!(^^)!

さくらんぼ

「佐藤錦」を見かけるようになりました。

愛らしい姿と甘酸っぱい風味は、瑞々しい初夏の空気をそのまま頂くような幸せです。

佐藤錦の選び方

かわいらしいさくらんぼを美味しくいただくためのポイントは2つあります。

  1. 何と言ってもまず色。紅くしっかりと色付き、鮮やかでつやがあるものを選びましょう。

    なぜなら、サクランボは追熟しないため、一番良い状態で収穫されます。

    青みが残っている物が多いパックは避けましょう。
    また、茶色く変色したり傷が付いているものもNG!

  2. 鮮度は枝の緑色の鮮やかさ 鮮度は枝で見ましょう。鮮やかな緑色の枝が新鮮です。

    茶色くなっているのは、鮮度が落ちている証拠なので避けましょうね。

さくらんぼは、収穫した瞬間が最高!

買ったら、その日のうちに味わいましょう。

明日も食べたいなどと保存すると後悔するかもしれません。。。

若鮎(わかあゆ)

鮎漁の解禁は6月初めです。それにあわせて、和菓子の若鮎も店頭に並び始めます。

若鮎の発祥とあんの種類

若鮎の発祥は諸説あるものの有名なのはこの2か所です。

  • 京都の鴨川
  • 名古屋・岐阜の木曽川・長良川

基本的に、中身は求肥です。

・・・が、名古屋では味噌あんのものがあります。

さすが、味噌カツ、味噌煮込みうどんの地ですね。

そして、関東ではこしあんのものもあるそうです。

私Inaとしては、鮎のしなやかな姿と素早い軽やかな泳ぎを想うと、やはり中身は、弾力ある求肥が食感としてふさわしいように感じます。

そもそも、中身があんこだと重くなりますよね。

あんこは、どら焼きに任せて、若鮎はスマートでいてもらいたいものです。

まとめ

樹々の葉も青々と茂り、陽射しも強くなってきました。

緑の下を歩いて、生命力みなぎる緑のエネルギーを全身で感じましょう。

窓を開け放ち、吹き抜ける瑞々しい風の香りと新茶のハーモニーもこの季節ならではです。

⇒ 6月6日は芒種

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ピアノと音楽、自然とお茶時間をこよなく愛するInaこと伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪