12/22~ 冬至 (とうじ)|冬の最中日南下の極

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

一年で最も太陽が遠く、昼が短い日・・・

12/21は二十四節気『冬至(とうじ)』です。


この記事を書いた人
Ina / 伊奈葉子

ピアノと音楽、自然とお茶時間をこよなく愛するInaこと伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら♪


冬至 (とうじ)|冬の最中日南下の極

日南の限りを行て日の短きの至りなれば也(暦便覧)

12月21日は冬至。
太陽が一年で最も低い位置にあり、夜が最も長く、昼が最も短い日です。

太陽の力が一番弱まる日であり、翌日からは再び強まることから、運が向いてくる日とされ様々な風習があります。

後ほどご紹介しますので是非お試してください。

乃東生(なつかれくさしょうず)12月22日頃

夏になると枯れてしまう靭草(うつぼぐさ)の芽が出る頃という意味です。

靭草は真冬のこの時期に生まれ、真夏の夏至(げし)の時期に枯れていくので、「夏枯草」(かごそう)とも呼ばれます。

麋角解(さわしかのつのおつる)12月27日頃

「麋」は大鹿(ヘラシカ)のことで、生え変わるために古い角を落とす頃です。
枝分かれした大きな角が抜け落ち、春にまた新しい角が生え始めます。

一般には、鹿がどうのと言われてもピンと来ないですよね。

しかし、山間部では今も畑を鹿やイノシシが走り回っていて、対策に追われています。
今も昔も、農業に携わる人々にとって鹿は身近な動物なので、七十二候にも登場するのです。

雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)1月1日頃

雪の下で麦が芽をだす頃。
浮き上がった芽を踏む「麦踏み」は日本独特の風習です。

重い雪の下で、暖かい春をじっと待っています。

冬至はおめでたい日、冬至を祝おう!

冬至は、北半球では太陽が1年で最も夜が一番長くなる日。

東京では夏至の日と比べて約4時間40分もの差があるそうです。

上昇運に転じる日~一陽来復

冬至は(北半球で)太陽の力が一番弱くなり、この日を境に再び甦ってくることから、太陽が生まれ変わる日として古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていました。

中国や日本では、この日は「陰」の極みで、翌日から再び「陽」にかえると考えられ「一陽来復」と言って、この日を境に運が向くとされています。

冬至は、みんなが上昇運に転じる佳き日なのです。

運気が変わるというのは、ほんのささいなことがきっかけです。
ということは、とるに足らないささいなことに目を向け、大切にすれば運気は変わるのです。

そんなことを考えながら、冬至の風習を試してみること、それ自体が運を上げることにつながります。

運盛り

冬至ならではの運を上げる食べ物は何かというと・・・

「ん」のつくものです。

たとえば・・・

にんじん。

だいこん。

れんこん。

うどん。

ぎんなん。

きんかん。

なんきん・・・

「運盛り」 は、「ん」のつくものを食べることで縁起をかついだ風習です。

ただの縁起担ぎだけではなく、上に挙げた「ん」のつく食べ物は根菜をはじめ、力がつくものが多いです。

野菜を食べるのがよいと言っても、葉っぱのサラダばかりでは不十分で、根菜など様々な野菜を食べようねという意味もあります。

柚子湯

柚子湯の由来は、みそぎにあります。
「一陽来復」の運を呼びこむ前に、厄払いの禊(みそぎ)として身を清めました。

柚子が選ばれたのは2つの理由があります。

ひとつには強い香りのもとには邪気がおこらないという考え。

もうひとつは語呂です。

柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」と語呂がよく縁起もよいため、冬至には柚子が選ばれたようです。

柚子湯には血行促進、冷え性を緩和や体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果もあります。
寒い日には柚子の香りに包まれながら湯舟にゆっくりつかりましょう。

「冬至」の旬を味わう

寒い時こそしっかり食べて内側から燃えたい!

冬至の食を楽しみましょう。

冬至かぼちゃ

冬至と言えば、かぼちゃです。
なぜ冬至にかぼちゃを食べるかというと・・・

かぼちゃを漢字で書くと南瓜(なんきん)となります。
つまり、「ん」がふたつもあるので「運盛り」。

もうひとつは、南(陽)へ向かう日を意味しています。

本来かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存が効き、貯蔵している間に旨みが増すので冬に栄養をとるための生活の知恵でもあります。

冬至がゆ

冬至がゆは小豆を入れて炊いたおかゆです。
小豆の「赤」は太陽を意味する魔除けの色として、冬至に食べて厄祓いし、無病息災を祈るそうです。

小豆は意外に早く火が通るので小豆がゆは手軽に炊けるようです。
http://cookpad.com/recipe/126795

なお地方によっては、冬至には小豆とかぼちゃを煮た いとこ煮 を食べるところもあります。

いとこ煮とは硬いものをおいおい(甥)入れて、めいめい(姪)炊き込んでいくことから名付けられた料理との事。

柚子(ゆず)

柚子はビタミンCやペクチンが豊富なので、柚子湯だけでなく沢山食べたいです。

柚子の木には棘が沢山あり、強い風が吹くとそれが果実にこすれ傷が付きやすい物です。
なので、傷が付いていても味や香り的には遜色なく使えます。

切り口が新しく茶色くなっていないか確認し良い香りがしているものを選びましょう。

ユズを買ってきたら、乾燥しないようラップで包むか袋に入れ野菜庫に入れておきます。

冬場は室内でも1週間程は大丈夫ですが、香りが命なので、なるべく早く使いきりたいです。

鍋料理や焼き魚に添えたり、お漬物の香りづけなら手軽に楽しめます。

まとめ

冬至は一年で最も暗い頃・・・

放物線が底を打ち、一瞬の「空」を感じます。

寒さが厳しくなるのはこれからですが、徐々に太陽は戻ってきます。

じっと時を待つ大切さを静かに感じたいです。

1/5は小寒

四季と二十四節気はこちら

四季と二十四節気
季節は、移ろうからこそ美しく、 そこに自然の摂理に見ることができます。 季節の移り変わりを表す二十四節気をご紹介します。 二十四...

二十四節気に合わせて月2回季節の便りをお届けしています。

Inaのニュースレター『More music』
カフェやレストランはクラシック音楽が流れているようなところがいい・・・ お茶時間には静かにクラシック音楽を流したい・・・ Ina...
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Follow me!

この記事を書いた人

この記事を書いた人
Ina / 伊奈葉子
ピアノと音楽、自然とアートとお茶時間をこよなく愛するInaこと伊奈葉子です。慶應義塾大学文学部卒業。詳しいプロフィールはこちら