音楽が嫌いな方はあまりいらっしゃらないのではないかと思います。
ジャンルはともかく何かしらの音楽を志向するのは人間の本能でもあります。
何で、音楽が本能をくすぐるのか、ミニコラムです。
リズム・メロディー・ハーモニー~音楽の三要素
音楽は3つの要素で成り立っています。すなわち、
- リズム
- メロディー
- ハーモニー
リズムは人間の生命活動そのもの
リズム・メロディー・ハーモニーの3つの中でもリズムは人間の心臓の鼓動や呼吸という生命活動の根源と密接にかかわっています。心地よいリズムはそれだけで音楽を活き活きさせ、聴いている人にも極めてポジティブに働きかけます。
どんな音楽を好むかというのは、どんなリズムを志向するのかということと無関係ではありません。
初めにリズムありき
そもそも、リズムのない音楽は存在し得ません。
リズムだけの音楽はあります。
メロディーは、乱暴に言ってしまえばリズムと音程の変化ですからね。
ちょっとそれますが、歴史的に音楽にハーモニーの概念が生まれたのは比較的新しく、たとえば、グレゴリオ聖歌は単旋律です。
というわけで、音楽は時間の芸術です。リズムはまさに時を刻むもの。
いい演奏は、まずリズム!
気持ちよいリズムとテンポは基本の「き」なのです。
「リズムを楽しむ音楽家たち」~題名のない音楽会
『題名のない音楽会』という超長寿番組がありまして・・・
9/25放送分は「リズムを楽しむ音楽家たち」というテーマでした。
最初にインドの珍しい打楽器が登場して、とても面白かったです。
色んな打楽器が刻むリズムを聞いていたら、音楽って理屈じゃないな~と感じました。聴いているだけで細胞が活き活きするのです。これこそ音楽の力、リズムの威力ですね。
後半には、パーカショニストの方の演奏で、これまた本能が目覚めるようなインパクトがありました。
毎回、番組の最後に紹介される巨匠たちの格言、今日はズバリ!これ。
生きることは音楽的であること。あらゆる命がリズムを生む。
~マイケル・ジャクソン~2016.9.25 今日の格言
生きることは音楽的であること・・・
いい言葉だな~・・・
そういえば、お医者様や科学者には音楽をこよなく愛する方々が多いです。
アインシュタインしかり、茂木健一郎さんしかり、池谷裕二さんしかり・・・
音楽は理屈でない人間の大切な部分を活性化させます。
クラシック、ジャズ、シャンソン、ボサノバ、ニューミュージック、歌謡曲、演歌・・・
自分の好きな音楽とともにあるって幸せなことですよね。
私は、毎晩J.S.バッハが子守歌です。
題名のない音楽会は再放送があります。この回がいつ放映されるのかはご確認くださいm(_ _)m
題名のない音楽会
⇒番組ホームページ